2013年09月21日

先が気になる


モールス (上・下) ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト著 ハヤカワ文庫

久しぶりに本の紹介です。
しかし、まだ下巻の途中までしか読んでいません。
(これから旅行に行くので新幹線のおともにする予定)

リメイク映画の『モールス』を観る前にまずは原作から読んでいます。
(本を買ってから1年ぐらいほったらかしでした(^^;)
『モールス』というタイトルがなのですが
キホンはスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』ですね。
あの映画に出てきたエリで脳内再生されます。
それぐらい『ぼくのエリ』は完璧な世界観、
リーナ・レアンデションはエリそのものだったのです。

エリが血を求めるように
私もお話の先が気になって、どんどん読み進めていってる状態です。
『ぼくのエリ』は原作にほぼ忠実で
映画で語られなかったエピソードを原作で補完しているような状態です。
(特にホーカンの話は映画ではサッと流されていたから興味深いです。)

映画の『モールス』は舞台がアメリカに変わっていますし
名前もエリからアビーに変わっています。
読み終わってからリメイクを観るのが、ちょっぴり怖いです(^^;
posted by マミイ at 07:31| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

理由があるからここにいる


ユゴーの不思議な発明
ブライアン・セルズニック:著 金原瑞人:訳
アスペクト:発行


映画「ヒューゴと不思議な発明」を観て
疑問に思って解決できなかった点があったので
原作を読んでみました。

挿絵と言っていいのか・・・
膨大なモノクロのイラストが載っていて
とても空想しやすかったです。
(ベン・キングスレーもエイサ・バターフィールドもイラストそっくりでした。
C・G・モレッツはちょっとイメージが違いました。
モレッツちゃん、美しすぎ・・・・・。)
同じ構図で段々とアップになっていくイラストは
ある意味とても映画的で、本当に迫っているようにもみえました。
ところどころ、本物のメリエス氏の写真やイラストが
使用されているのもとてもよかったです。

物語は二部構成となっており
一部はからくり人形を直すまで、二部はその後の物語です。
そして、映画ではわからなかった点がきちんと説明されていました。
(イザベルの実の両親の事、
ユゴーの夢で機関車が出てきた理由も説明がされていました。)
映画はちょっと都合が良すぎる展開もあったのですが
(ファンタジーだからいいのかな。)
原作では整合性があっていて納得できました。

映画と違うラストもとてもよかったです。
読み終わった後で、改めてこの物語を思い返してみたら
とても深い感動が押し寄せてきました。


映画でも原作でも、
「ボク」が存在する理由というのがきちんと描かれているので
少年少女にぜひ観てもらいたい、読んでもらいたい作品だと思います。

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2012年07月31日

ゆるい雰囲気がおもしろい


銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫) 
著:ダグラス・アダムス
訳:安原和見


以前に映画版を観たことがあるのですが
新訳版も評判がよかったので
原作を読んでみる事にしました。

英国人の笑いのトーンってちょっと不思議ですよね。
抑えた調子なんだけど、ジワジワくるものがあります。
ナンセンス・・・って言葉は陳腐で似合わない感じ。
ゆる〜いペースで気楽に読み進めることができました。

最後に訳者の解説がありますが、
原作が大好きな気持ちがひしひしと伝わってきました。
日本人人にはわかりにくい
笑いのポイントを少しだけ説明してくれています。

映画版も再見したので過去記事に追記しました。
過去記事はコチラ
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2012年07月12日

とってもリアル!


地底旅行 著:ジュール・ヴェルヌ

『センター・オブ・ジ・アース』や『地底探検』が
おもしろかったので、原作を読んでみました。

感想はコチラ
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2012年07月05日

軽快なリズム


THE CAT IN THE HAT   著:Dr.Seuss

今日は英語の絵本の紹介です。
寝る前に2歳の三男があれこれ絵本を持ってくるのですが
これは昨日持ってきたなかの一つでした。
さすがに英語は理解できないので
私が日本語に訳して読んでます。

続きはコチラ
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2012年05月22日

媚びてる・・・?


不思議の国のアリス
鏡の国のアリス
ともに ルイス・キャロル著  脇明子訳

ディズニーアニメやらティム・バートンの映画やらでおなじみですが
原作は読んだことがなかったなぁと思って挑戦してみました。


結論から言うと・・・・読みにくい!!!汗
イギリスのお話って韻を踏んだ言葉遊び的なものが多いから
日本語にするととても違和感が多くって
おもしろさもあまり感じませんでした。

数学の講師で独身だったルイス・キャロルが友人の娘の
アリスを喜ばせようと一生懸命に作った話だなぁ・・・・
っていうのが何となく読めちゃうんです。

一つ一つのエピソードはそれなりに
おもしろいのもあるんだけど、
お話の前後のつながりがなくちょっと突飛すぎました。

でも、原作をふまえて映画を再見してみたくなってます。
ティム・バートン版は原作とはちょっと違う世界観でしたけど。


あとは、英語で読んでみたいですね。
なかなか時間がとれないですけど。

posted by マミイ at 21:15| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月16日

大人っぽいけれど、残酷なほど子供っぽい


肉体の悪魔 レイモン・ラディゲ:著 中条省平:訳

フランス映画史の本と同時に購入してました。
以前にジェラール・フィリップ主演の『肉体の悪魔』を観て
原作に挑戦してみたかったのです。

原作の「僕」は想像していたよりずっと若くて驚きました。
若いんだけれども、とても鋭い観察眼を持っていて
大人びたところがあります。
でもやっぱり子供、残酷なまでにエゴイスティックな
愛の物語でもありました。

愛するがゆえに相手を尊重するかと思えば、
反対にエゴイスティックに相手を傷つける・・・・
相反する気持ちが同時に存在する愛の不思議さを
まざまざと見せつけられ、
後半は読むのを止める事ができないほどひきこまれました。

近日中に映画の『肉体の悪魔』を再見したいと思います。

posted by マミイ at 20:40| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

心は自由



『テンプルちゃんの小公女』を観てから
原作が読んでみたくなったので挑戦しました。
映画化だけでなく翻訳もたくさんされていますが、
今回はなるべく原作に近い本を選んでみました。

テンプルちゃんの映画とは筋が違いましたが、
それはそれでよかったので気にしていません。
(映画はテンプルちゃんらしさ?
とっても元気があってよかったです。)
ロッティやアーメンガードが出てきていて
ハウスの名作劇場アニメは割と原作に
忠実だったのだなぁと思いました。
(アニメは全部は覚えてないですが・・・。)

この本のセーラ(セアラ)は
芯の強いまっすぐな子でした。
優しいだけでなく、とっても心が強い女の子です。
上下関係やほどこすなどの表現は
ちょっと違和感を感じない事もないのですが、
この時代の事を考えると仕方がないのかなと思いました。


どんなに体がつらい状況に陥っても心だけは自由、
心だけは誰にも縛られることがなく
誇り高く生きていける事ができるのです!

生まれも容姿もハッピーエンドのラストも
すべてにおいて違うけれど、
昨日観た『プレシャス』を思い出しました。




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2011年12月15日

嘘じゃないよ!



今日は本の紹介です。
ロアルド・ダールの『ジャイアント・ピーチ』など
荒唐無稽、奇想天外なお話が好きな人にはオススメです!

私が子供の頃、ほらふき男爵のお話を
一部だけ読んだことがあってすごく好きでした。
それを子供たちに覚えてるとこだけ話してあげたら
とっても喜んでくれたので、本も買いました。

「嘘」ではなく、あくまでも「ほら」なのです。
(男爵本人は本当の話って言ってますけど。笑)
言ってる事めっちゃくちゃなんですけど、おもしろいです。


膨大な製作費がかかって興行的、世の中的には評価が低い
テリー・ギリアム監督の『バロン』を
もう一度観てみたくなりました。
けっこう原作に忠実だったんだなぁと思いました。



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2011年07月25日

何も起きないのが幸せ



夏休みになりテレビを子供たちに奪われてしまったので、笑
時々は本の紹介をしようかな、と思います。

今回はこれ、「やかまし村の子どもたち」です。
アストリッド・リンドグレーン女史の原作です。
もしかしたら「長くつしたのピッピ」の方が
有名かもしれませんね。


私は両方とも、つい最近、
大人になってから読んだのですが
ピッピは破天荒すぎて・・・・・笑。
どちらも子供の時に出会いたかった本です。

感想はコチラ
posted by マミイ at 09:34| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

2回目のほうが


幼稚園の絵本サークルの今月の課題図書。
昨年も課題図書になっていたので、
私にとっては2回目の読書でした。

「西の魔女」こと主人公の祖母が
危篤になったところから物語は始まります。
主人公まいが祖母との生活を振り返るスタイルなのですが、
2回目なので読んでる自分も「あ、こんな事があったな。」と
まいと同じように振り返りながら読む事ができ、
より感情移入できました。


祖父母に育てられたり、と祖母に思い入れのある人は
必読の一冊だと思います。


posted by マミイ at 23:24| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

原作は初めて


アニメは何度か見たことがあるのですが、
(しかも、全話通して見たことはないです。)
原作を読んだのは初めてでした。

状況説明はやはり本のほうがたくさんありますね。
冒頭でハイジのお父さんお母さんがどうなったか説明があり、
しかもハイジのお母さんは夢遊病の気があった事まで書かれています。
アルプスの自然の描写がすばらしく、
色とりどりのきれいな花を思い浮かべながら読みました。
(あと、食べ物の描写もね。
私は牛乳は苦手なのですが、ヤギの乳が飲みたくなりました。)

ハイジの純粋なところ、好奇心旺盛なところは
原作ももちろん同じで周りのヒトをどんどん幸せにしていきます。
ペーターはアニメ版よりは意地悪でした。
でも大好きなハイジを取られると思えば
嫉妬に狂うのは仕方がないかな。

あと、思ったのはかなり宗教色が濃いです。
神様について事あるごとに書かれていました。
人はなぜお祈りのするのか、
必ずしも願いをすぐに聞き届けてくれるわけではないのはなぜか、
など子供にもわかるように説明されていました。
無宗教の私でも納得できました。


posted by マミイ at 02:52| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

ブログを読んでるみたい


最近、チャンネル争いにことごとく敗れて
全く映画を観れてないッス。(悲)
来月で2歳になる、まだ言葉がそんなにしゃべれない次男でさえ、
私が映画を観出したらリモコンを持ってきて
「チャンネル変えろ!」と猛烈アピールする始末。

仕方がないので、音楽でも聴きながら読書する事にしました。
で、買ったのがコレ。
ず〜〜〜っと、原作を読んでみたかったので。
ホントは「ハイ・フィデリティ」も買おうと思ったのに
アマゾンで探せませんでした。中古で買うかなぁ・・・。


まだ、冒頭しか読んでないけど、めっちゃ気持ちがわかるわ〜!笑
(毎日の体重変化で一喜一憂してるのは全く同じですわ。)
愚痴をいれまぜながら、自分本位に好き勝手書いてるのは
「日記」だから当然の事。
なんだかミクシイやブログを本で読んでる気分です。


音楽も色々と買いたいものがたくさんあるし、
読書もたくさんしたい。
今年は散財の秋になりそうな予感!?


posted by マミイ at 20:02| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画原作本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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