2008年05月28日

お、お見事っ!


椿三十郎
製作1962年 日本 監督:黒澤明
原作:山本周五郎
脚本:菊島隆三、小国英雄、黒澤明
出演:三船敏郎、仲代達矢、小林桂樹、加山雄三、田中邦衛


織田版ではなく、オリジナルの方を観ました。
相変わらず、三船敏郎は存在感があります。
結構コミカルなシーンも多くあり、
緩急自在のリズム感がよかったです。

(あらすじ)
9人の若侍が上役を告発する密議をかわしていた。
そこに偶然居合わせた浪人、椿三十郎。
若さゆえに物を知らぬ若者達の為に助太刀する事に・・・・。


豪放快闊な素浪人、椿三十郎。
口は悪いし、意地汚いとこはあるけれど憎めない。
そしてもちろん、剣の腕は超一流!!
おもしろい男です。

若侍たちは勢いだけで策略に疎くて見てられませんでした。
まあ、それが若者の特権なのだけれども。
加山雄三も田中邦衛も若者らしくってよかったです。

私の一番のお気に入りは小林桂樹演じる敵の見張り役です。
おずおずと進言してす〜っと押入れに消えていく様は
何度観ても笑えました。
間がすんごくいいのです。

城代家老の奥方もおっとりしてホンワカさせてくれました。
この奥方がいないと、この映画の魅力が半減しちゃいます。
大勢をバッタバッタと斬り倒すシーンや
緊迫の一騎打ちシーンもこの緩やかな時間があってこそだと
思いました。


リメイク版はほぼオリジナルに忠実なのだそうですが
俳優自体がもちろん違うわけですし、
どんな風に変わったのか興味がとってもわきました。
posted by マミイ at 10:02| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西部劇・時代劇・歴史もの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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