暗くなるまで待って 原題:WAIT UNTIL DARK
1967年 アメリカ 監督:テレンス・ヤング
原作:フレデリック・ノット
脚本:ロバート・ハワード・カリントン、
ジェーン=ハワード・カリントン
出演:オードリー・ヘプバーン、アラン・アーキン
リチャード・クレンナ
オードリー・ヘプバーンが盲目の女性を演じたサスペンスです。
真っ暗闇で何も見えないシーンがありましたが
主人公はいつもこの世界の中にいるんだと思うと
恐怖を感じつつも、感覚がとぎすまされるようでした。
(あらすじ)
スージーは事故で視力を失った。
写真家の夫サムとアパートで暮らしている。
ある日サムは見知らぬ女性から人形を預かる。
実はその人形の中には麻薬が隠されており、
スージーはトラブルに巻き込まれることになる・・・・・。
スージーが目が見えないっていうのが最大のポイントです。
見えないから人形が見つからず、見えないから
悪党は穏便に一芝居うって人形を取り戻そうとする・・・。
人形の隠し場所うんぬんはそれほど謎ではないですが
フツウに観てるよりも、スージーはこの状態が見えないんだと
想像しながら見るとより恐怖感が増しました。
同じアパートの住人でスージーを助けてくれる少女、
グロリアが可愛らしかったです。
表情が豊かで好奇心旺盛な女の子。
大活躍でした。
最終的に悪党のたくらみはばれるのですが、
恐怖にうちひしがれていたスージーが
何とかがんばって対処しようと奮闘します。
心の底から応援しましたね。
オードリーは相変わらずキレイでした。
一見すると弱いけれど、芯の強い女性役は似合います。
アラン・アーキン、怪演でした。
すんごい怖くてドキドキしましたよ。
ぜひとも、部屋を真っ暗にしてご覧ください。