フライトプラン 原題:FLIGHTPLAN
製作2005年 アメリカ 監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ピーター・A・ダウリング、ビリー・レイ
出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード
ショーン・ビーン
我が子を守れるのは私(親)しかいない!
と、孤軍奮闘する戦う!?母の映画ですが、
我が子を守るために他人を犠牲にしてもかまわない
・・・・・というような雰囲気も感じられ、
私はちょっと・・・というか、ドン引きしちゃいました。
(あらすじ)
飛行機の設計士であったカイルは夫が死亡したので
娘のジュリアとともにベルリンから故郷のアメリカに帰るため
自ら設計を手がけたジャンボジェットに乗った。
うっかり眠ってしまい、ふと目を覚ますと娘がいない!
必死に探すカイルであったが乗客名簿に娘の名前はなく、
病院から娘は死亡しているという通知がFAXされる。
それでも娘が機内にいる事を確信するカイルは・・・・・。
夫を突然失った精神的ショックが前景にあり
娘は生きているのか、いないのか・・・という
サスペンス仕立てなのですが
誰も娘を見てないってありえるのでしょうか?
すんごく良心的に考えると
すぐ前の座席にうるさい姉弟がいたから
おとなしめの少女は眼中に入らなかったかもしれまん。
(でも優先搭乗してるから気づくと思うけど・・・・。)
カイルの行動も常軌を逸していて理解できませんでした。
貨物室を自分で調べたいからって
電力系統をショートさせちゃうなんて・・・・
飛行機落ちたらどうすんねん!
自分の設計した飛行機はこんな事ぐらいじゃ
簡単には落ちないわよって自信があるのかもしれませんが。
娘を助けるために多くの人を
危険にさらすのは正直ひきました。
ラストもああする必要があったのかどうか。
無線なりなんなり使って外部と接触をはかればいいのに
・・・と思いました。
(かなりクレイジーっぷりを発揮してるので
信じてはもらえないかなぁ。)
最新鋭のジェット機の中での
白熱したかくれんぼや鬼ごっこはドキドキで
違った意味では楽しめました。
カイルの常軌を逸した行動、しんのすけも
理解できませんね。
が、母親としてはああまでしてでも探すんでしょうけど、他の乗客を巻き込み、命の危険すら及ぼす行動はやりすぎでしょうね。
乗客名簿や死亡通知はまだ細工できるかもしれませんが、誰も娘を見てないってのは無理がありすぎでしょ。
でもね、最後のほうまで犯人がわからなかったしんのすけでした。
誰も娘を見ていない・・・・
おかしいでしょって最初は思ったのですが、
後から考えると
特急電車の中で堂々と強姦事件が起きるような
他人に無関心なこのご時世、
実はありえるのかも・・・・と
ちょっと怖くなってしまいました。
そういう事まで考えにいれて
作りこんであったのか・・・・・は
謎ですけど。(笑)
ジョディがスゲー老け込んでいて怖かったです。
なんかスゴイ秘密があるんだと思って観てたら、メッチャ平凡だったので逆にビックリしました。
オモシロイかどうかはわかんないけど。
共感できないわけではないんですが
ちょっと迷惑でしたよね。
神経質にカリカリしてると老けこんじゃいますね。
(ジョディがそうだというんじゃなくって
今回の役柄がそういう感じでした。)
いつも笑ってる天真爛漫な人って
いつまでも年を取らないようなイメージがあります。
秘密・・・・・真面目なショーン・ビーン機長が
実は裏稼業の運び屋をしてるとか・・・・
さすがにないですね。(笑)