ぼくを葬る(おくる) 原題:LE TEMPS QUI RESTE
製作2005年 フランス 監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プポー、ジャンヌ・モロー
前途洋洋で人生これからという時に余命幾ばくもないと知ったら
人はどうするのでしょうか?
(あらすじ)
ゲイで写真家のロマンは仕事も恋も順調であったが
仕事中に突然倒れ、癌の末期であることを告知される。
ロマンは家族にも恋人にもその事実を告げることができず、
唯一祖母にだけ真実を伝えるのであった・・・・・。
若者が余命少ない事を告知されると言えば
『死ぬまでにしたい10のこと』がありますが、
私はこっちの方が好きです。
(時期的にそういうのを受け入れるように
なっただけかもしれませんが。)
周囲の人に自分の死期が近いことを言わず、
孤独に死ぬことを選択する・・・・って書くと
かっこよく感じますが、結局は他人を信用できず
身勝手なのだと思います。
当人の死後にその事実を知らされた周囲の人たちの事なんて
全く考えてはいないのですから。
でも、身勝手でもいいのかな、と思えました。
残されたわずかな時間をどう生きるか、
これは今考えることはきっとできないでしょう。
その時になってみないとわからないです。
子供がいるかいないか、何歳かによっても変わるでしょうし。
・・・・・そう、なんだかんだ言いつつ、
やっぱり現在の私は子供中心の生活なのです。