二十歳の死 原題:LA VIE DES MORTES
製作1991年 フランス 監督:アルノー・デプレシャン
脚本:アルノー・デプレシャン
出演:ティボール・ド・モンタレンベール、レシュ・レボヴィッチ
マリアンヌ・ドニクール
深いテーマの作品です。
若者が自殺する事よりも残される家族、親族の心情がテーマです。
(あらすじ)
20歳のパトリックが散弾銃で自殺を図るが、一命をとりとめ
病院で昏睡状態となっている。
親族が集まり普段と変わらないようなやり取りが行われる中
従姉のパスカルはいいようのない不安に襲われ
情緒不安定になる・・・・・。
なんで自殺したのか、それは本人にしかわかりません。
作中でも自殺の動機ははっきりとせず、家族の中でも
憶測の域を超えることはありませんでした。
自分と同じような年頃の若者が死のうとしている、
今、死の淵に立っているコトを知ると
不安定になるのは当然だと思います。
それが表面に出るか出ないかは別として・・・・。
自分の近しい人が死ぬという事を受け入れるまでを
淡々と描いた作品だと思います。
ものすごく淡白に描かれているので
むしろ、あっけなさを感じてしまうほどです。
自殺した当人は悩みぬき、苦渋の選択をしたのかもしれませんが
他人にとっては、例え家族でも
そのつらさは何にもわからないんです。
何があっても、死んじゃいけませんよ!
某お笑い芸人の娘じゃないですが
生きてるだけで丸もうけですから!!!!!!