キカ 原題:KIKA
製作1993年 スペイン 監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ヴェロニカ・フォルケ、ピーター・コヨーテ
ヴィクトリア・アブリル
登場人物はなかなか濃い〜面々でしたが
お話はいい意味で普通で楽しめました。
衣装デザインをジャン=ポール・ゴルチェが担当してるのですが
それを見るだけでもおもしろいかも。
(あらすじ)
キカはメイクアップアーティスト。
ある日放浪作家のニコラスに呼び出され家に行くと
彼の義理の息子ラモンが心臓発作で死亡していた。
ニコラスはキカに死化粧を依頼、
キカがラモンに触れると・・・・・。
マザコンのカメラマン、
凶悪事件を奇抜なファッションで追い続ける芸能リポーター、
レズビアンのメイドなど一筋縄ではいかない人物たちが
こぞって出てくるので、キカも本当は男なんじゃなかろうか?
とかあらぬ疑いをかけてしまいましたが、いたって
フツウの女性でした。
おしゃべりで、「私はリベラルな女性だから・・・」って
何でも前向きにとらえようとするキカは
憎めないかわいらしい女性でした。
最初にキカの回想みたいな感じで始まったのですが、
ラストは〆もなく終わってしまいました。
あのシーンはどうなっちゃったの?と気にもなりましたが
ま〜、それでもいいっしょ!と思えるような
明るいラストでした。
キカの人柄のおかげでしょうか???