2008年02月11日

自由を勝ちとる


カッコーの巣の上で
原題:ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
製作1975年 アメリカ 監督:ミロス・フォアマン
原作:ケン・キージー
脚本:ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン
出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー


カッコーって托卵する事は知っていたので巣があるのかな?
というのがタイトルを観た時に初めに思った事でした。
観終わった後は色んな事を考えました。

(あらすじ)
刑務所の強制労働から逃れるために精神異常を装い
入院してきたマクマーフィーは
厳しく管理された体制に反発を覚え、
ラチェッド婦長と対立していく・・・・・。


マクマーフィーは本当に精神異常を
装っていただけだったのでしょうか?
普段は普通に見えても(「普通」って定義も難しいですが)
何かのきっかけでタガがはずれてしまうと止められない・・・
彼の暴力性は何らかの障害があったのではないかと思いました。

集団生活を送るためにはある程度の管理は必要ですが、
この映画の管理体制はとても違和感を感じました。
治療を「してやってる」って上から目線なのです。
マクマーフィーが婦長の事を「勝たないと気がすまない人物」
と評していたのですが、まさにその通りだと思いました。
最後に起こった事件も彼女が優位に立とうとした事が
発端で起きた哀しい事件でした。

子育てにおいても同じような事が言えるのかもしれません。
「何も考えずに親のいう事さえ聞いておけば間違いない」
・・・・・全てが間違っているとは言いませんが、
子供が何を欲しているか、どんな人間なのかを
考えなければいけないなと思いました。
相手の欲求を聞いてばかりでもよくないし、
こちらのいう事を無理強いしてばかりでもよくない
・・・・・子育てって難しいっす。

「カッコーの巣」は精神病院をさす言葉らしいです。
巣の中で親鳥から何も考えずに餌を与えられる日々・・・・
そこから飛び立つ事は簡単にはいかないかもしれません。
そしてそこから逃げ出す事だけが巣立ちではないと
思わせてくれました。


ジャック・ニコルソンだけでなく、他にも
ダニー・デビートやクリストファー・ロイドなど
今では有名な俳優さんがたくさん出てました。
皆さん、すばらしい演技でした。
ブラッド・ドゥーリフなんて繊細な青年だったのに
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の蛇の舌グリマ
だったんですね・・・・・。


posted by マミイ at 09:23| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はこの映画作品は、途中からBS-2(チャンネル閉鎖される以前の…)で放送されていた時に観ました。

ジャック・ニコルソンが演じていた役は、元々は刑務所の囚人役だったのですね(O_O)。

私が観たのは、既に病院に入院後のエピソ-ドばかりだったのでてっきり精神病患者の一人かな?と思っていました。

ブラッド・ダ-リフは、実は映画「チャイルドプレイ」シリ-ズでは、1では瀕死の凶悪犯役→人形に魔術で魂を移したので以降のチャッキ-人形の声もずっと彼だったりします。

ジャック・ニコルソン出演映画は他には
「ゴ-イングサウス」
「シャイニング」
「バットマン」
「イ-ストウィックの魔女たち」
等を観ました。
Posted by かのな at 2012年01月16日 19:30
かのなさん、おはようございます。

一応設定上は精神病を偽って・・・という役どころだったと思います。
私は↑にも書いたとおり、
何らかの障害はもっていたのではないかと思っていますが。

ブラッド・ドゥーリフはチャッキーだったんですか!?
それは知りませんでした。
強烈な役が多いですね。

ニコルソンも強烈な人柄の役が多いですが、
彼の出演する恋愛映画って実は好きだったりします。
余裕たっぷりの大人の男の魅力がありますので。
(・・・少々わがままが過ぎる部分もありますが^^;)
Posted by マミイ at 2012年01月17日 07:40
こんにちは。

ついこの映画の内容をスル-してしまったので…。
ジャック・ニコルソンが演じていた役の人は、看護婦さんと激しくケンカ?した夜にこっそり病院スタッフに連れ出されてから〇〇〇〇-(…ある意味で強制沈黙?)手術を無理矢理に病院でされてしまった?のでしょうか?

今だったら人権侵害で病院側が訴えられそうですが、当時は、そんな人権無視?な措置すらも病院側の一方的な判断でならOKだったのでしょうか?
Posted by かのな at 2012年01月17日 13:30
かのなさん、こんばんは。

精神科の領域においては
かなりの「無茶」がされていたような描写が
映画やドラマで多くありますので、
フィクションだけでなく本当にあったのかもしれません。
日本にも大昔は座敷牢なんてありましたし、
無知や誤解から虐げられていた時代があったんでしょうね。

・・・・・調べてみたら、日本でも1979年に
同意を得ずにロボトミー手術の一種を行われた患者が
執刀医を殺そうとした「ロボトミー殺人事件」があるらしいです。
Posted by マミイ at 2012年01月17日 19:08
こんばんは。

今日の夜は、風も冷たくて一段と冷えます(+_+)。
話題は変わりますが、そうですね。

確かに日本でも、かつては、らい病患者を療養所に強制的に閉じ込めて断種や堕胎をさせていた…というのもありましたね。

映画「CUBE」にも、一見すると〇〇症?な人が実は〇〇〇〇-をされた被害者?というのもありました。
Posted by かのな at 2012年01月17日 19:48
かのなさん、こんばんは。
今晩はとっても寒いですよね(>_<)
明日からは少し寒さが緩むようですが・・・。

今は放射能の事が無知や誤解から風評被害などがうまれていますね。
正しい知識や情報を報道などで周知徹底してほしいものです。

「CUBE」はあちこちで高評価を聞くのですが、
実は私はまだ観た事がありません。
○に何が入るのかは楽しみにとっておこうと思います。笑
精神病棟を扱った「17歳のカルテ」は観た事があるのですが
まだブログに感想を書いていないので
近いうちに再見してみたいです。
Posted by マミイ at 2012年01月17日 23:25
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