ALWAYS 三丁目の夕日
製作2005年 日本 監督:山崎貴
原作:西岸良平
脚本:山崎貴、古沢良太
出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、須賀健太
私が子供の時は道路は全て舗装されてたし、
テレビも当たり前に家にあったはずなのに
なぜか懐かしさを感じてしまう時代です。
(あらすじ)
昭和33年、東京の下町で駄菓子屋を営みつつ
文学賞受賞を目指す茶川竜之介は酔った勢いで
飲み屋のおかみヒロミから身寄りのない子供淳之介を
預かる事になった・・・・・。
原作漫画は小さい頃から読んでました。
だから郷愁を感じやすいのかもしれません。
(主人も愛読していたようで今回は一緒に観たのですが
茶川が出てきた瞬間、「このオヤジはくじのスカを
水増ししてるんやで。」とか「文学賞受賞の詐欺に
あうんやで。」・・・・・・って先走りしすぎ!笑)
古きよき時代っていうと、この頃をさすのではないでしょうか。
今みたいな凶悪犯罪もほとんどなくって
人々はのん気だけど、それなりに一生懸命生きていて・・・
そういう時代を経験した事のない私は
ちょっぴりうらやましかったです。
家電製品の普及など時代が急激に変わっていった
文字通りの激動の時代、苦労もそれなりにあったのでしょうね。
冷蔵庫の普及によって廃業せざるをえなかった氷屋さんなど
いい事ばかりじゃなく、暗い面もこの時代には
含まれているのですね。
不満な点はBGMとセリフの音量がアンバランスでした。
CS放送だけなのかな?
セリフが聞こえにくいので音を大きくしてたら
急にでっかい音で感動させようといった感じの
BGMが流れてくるのでちょっと興ざめした場面もありました。
しんのすけは原作を読んでないんですよ。
この映画を観て、原作を読みたくなりブック・オフへ行ったんですが、漫画の描き方がどうもしんのすけの好みに合わなかったので買いませんでした。
そう、この時代こそ古きよき時代だったのでしょうね。
現在のようなデジタル時代ではなくパソコンはもちろん、テレビゲームや携帯電話なんて考えられなかった時代です。
冷蔵庫やテレビにしても出始めたばかりで一部の余裕のある人たちにしか買えなかったんですからね。
でもね、子供は家の中で遊ばず外で元気に走り回ったり工夫して遊びを考えたりしてたんでしょうね。
それこそ子供本来の姿のような気がします。
昭和の舞台設定作品って人気あるんですよ。
最近も昭和初期ですが『母べえ』って吉永小百合主演の映画がヒットしてますからね。
ちょっと独特の雰囲気がありますよね。
創意工夫・・・この時代には当たり前だった事が
今はできないですね。
与えられたゲームを通り一遍でクリアするだけ。
つまらないですよね。
洋画も古いのは今観てもステキなものが多いです。
娯楽が少ないからこそ力のある脚本が多いのでしょうね。
リアルタイムで体験する事はできないですが
今こうやって観る事ができるのは
幸せな事なのだろうなぁと思います。