隠された記憶 原題:CACHE
製作2005年 フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ
人は忘れる生き物です。
大事なコト、ど〜でもいいコト、何でもかんでも忘れていきます。
(忘れるから生きていけるのかも。)
時には故意に隠して本人すら覚えてない記憶もありますね。
(あらすじ)
テレビ局の人気キャスター、ジョルジュの家に
ある日1本のビデオテープが届く。
そこにはジョルジュの家を表通りから
隠し撮りした映像が映っていた。
ジョルジュも妻のアンも心当たりはなく不安が募る。
その後もビデオは何度も届くようになった・・・・・。
この監督の作品は3本目ですが、「なぜ?」の部分は
最後まで解明されない事が多いです。
今回も最後まで観ても誰が何のためにテープを送ってきたか
わかりませんでした。
犯人は観た人の判断にゆだねようとしているのか、
監督にとってどうでもいいコトなのかもしれません。
子供の頃についた小さな嘘、普段は隠れているけれど
いつまでもこびりついて残っている罪悪感は
誰にでもあると思います。
それに向き合うというのがこの映画のテーマなのでしょうか?
なんか、難しい事考えてたら眠れなくなってきました。
観終わった後、ものすごく後をひいた映画です。
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