製作2002年 アメリカ 監督:モイセス・カウフマン
脚本:モイセス・カウフマン
出演:クリスティーナ・リッチ、スティーブ・ブシェミ、
ローラ・リニー、ピーター・フォンダ
冒頭に実際の事件を実際の町の住人にインタビューして
作った・・・という説明が出るのですが、
町の人がクリスティーナ・リッチやスティーブ・ブシェミなので
なんだか嘘っぽく見えてしまいました。
(あらすじ)
ワイオミング州ララミーは素朴な田舎であったが、
マシュー・シェパードという大学生が2人の若者に
暴行される事件が起きた。
マシューが同性愛者であった事から差別による
偏見が原因の犯罪、ヘイトクライムとして
アメリカ中が騒然となり、マスコミが町に殺到した。
カウフマン達は事件を題材にした劇を作るために
町の人にインタビューをしようとするが・・・・。
再現ドラマのような作り方なのですが、
被害者の友人がクリスティーナ・リッチだったり
救急病院の医者がピーター・フォンダだったりするので
リアリティがないというか、映画のようなフィクションだと
感じてしまったのです。
(・・・・・映画ですけどね、笑)
保守的な田舎町で起きたセンセーショナルな事件、
町の人は事件をなかった事にしようとしています。
同性愛者かどうか関係ないと言いつつも
無言で差別している・・・・・
沈黙の中にも暴力はあるのだなと思いました。