めんどりの肉 原題:CHAIR DE POULE
製作1963年 フランス・イタリア
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:ジェームズ・ハドリー・チェイス
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、ルネ・バルジャヴェル
出演:ロベール・オッセン、カトリーヌ・ルヴェル
脚本がしっかりしているためか、グイグイひきこまれました。
それぞれが思うところがあって駆け引きするのが
たまらなくおもしろかったです。
(あらすじ)
錠前工のダニエルとポールは金庫破りを目論むが失敗、
ダニエルのみ捕まってしまう。
が、その後ダニエルは脱走し無一文で放浪しているところを
トマという男性に助けられる。
トマの美人の奥さんはダニエルの素性に気づき
トマの金庫を開けるようにダニエルをそそのかすが・・・・。
ダニエルが根っからの悪人であればお話は簡単なのですが
善人の部分もあり、もちろん弱い部分もあるため
どっちに転がるのかわからず、ドキドキしながら観ました。
「めんどり」というのは売春婦のスラングなのだそうです。
本作ではトマの若妻の事なのですが、
みんないとも簡単にこの女の魅力のとりこになります。
女もわかっててやってます。
「嫌なのよ!」とか言いつつも金のためには
わが身さえ平気で売るオンナ・・・・・怖いです。