2008年01月15日

熱意


ロレンツォのオイル 命の詩 原題:LORENZO'S OIL
製作1992年 アメリカ 監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー、ニック・エンライト
出演:ニック・ノルティ、スーザン・サランドン


愛する我が子が病気、不治の病である事を知った時、
親は何をしてあげる事ができるのでしょうか?
実話に基づいた本作の親の熱意にただただ、感動しました。

(あらすじ)
オドーネ夫妻の一人息子ロレンツォはある時病に倒れる。
検査の結果「副腎白質ジストロフィー」という難病で
治療法がないと知らされる。
頼みの綱の食事療法も効果をなさず、容態は悪化するばかり。
夫妻は文献を読みあさり、必死で治療法を模索する・・・・。


副腎白質ジストロフィーは伴性劣性遺伝です。
キャリアーの母親から息子に2分の1の確率で遺伝します。
(母親は発症しません。)
「あなたのせいではありません。」と医者は言いましたが
自分のせいではないと思える母はどこにいるでしょう?
スーザン・サランドンの鬼気迫る演技、
母親の気持ちを考えながら観ました。

この夫妻のすごいところは医者任せにするのではなく、
自分達の手で調べ上げたという点です。
インターネットの普及した現在ならいざ知らず、
治療費も稼がなければいけないし、介護もしなければいけない、
その上で図書館で膨大な文献を検索して治療法を探すのです。
並大抵の覚悟ではできなかったと思います。
ものすごい熱意で頭が下がります。


本作の医者はどちらかというと体面、体裁を重視しているのか
新しい治療法に対して二の足を踏んでいましたが、
その気持ちも少しわかりました。
失敗して訴えられたら・・・というだけでなく、
研究者も幼い子が死に至るのを見るのはつらいです。
それでも冷静に対処しなければ研究を続ける事はできません。
少しでも安全で有効性の高い臨床試験にしたいという
気持ちもわかりました。
しかし、親にとっては今すぐにでも
我が子の病気の進行を止めたい・・・・・
この気持ちも痛いほどよくわかりました。

新しいモノを開発するパイオニアの勇気は素晴らしいですね。


posted by マミイ at 22:57| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 実在の人物・事件が元ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ただ純粋に子供の命を助けたい…という親の愛が、偉大な特効薬?を発見出来たのですね。

この映画は、実話が基になっていて確か「奇跡体験アンビリ-バボ-」でも、実際の映像を放送していたのを観た記憶があります。

確かお母さんだったミケ-ラさんは、何年か前に肺ガンでお亡くなりになったそうです(:_;)。

映画の最後には、脳神経に作用するある物質?を生成し人間に対する投与の実験段階にあってロレンツォもその被験者の1人だ…とあったと思いますが、その後はどうなったのか…?

「アンビリ-バボ-」で観たと思いますが、何年も前なので忘れてしまいました。
Posted by かのな at 2012年01月12日 18:31
かのなさん、こんばんは。

ロレンツォくんは治療するには少し遅すぎたようですが、
それでも前よりは良くなっていたようです。
お母様がお亡くなりになってからはお父上が介護されていたようです。
しかし、30歳で誤嚥性肺炎でお亡くなりになられたようです。
・・・とウィキペディアに書いてありました。
Posted by マミイ at 2012年01月12日 21:59
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