2008年01月07日

深い、深い愛情


女王蜂
製作1978年 日本 監督:市川崑
原作:横溝正史
脚本:日高真也、桂千穂、市川崑
出演:石坂浩二、中井貴恵、岸恵子、仲代達矢


横溝正史シリーズ第4弾です。
ここまでくるとおなじみのメンバーに安心感を感じます。
しかし毎回、加藤武と石坂浩二は初対面なのですね・・・・。

(あらすじ)
天城の旧家、大道寺家の娘琴絵は旅行に訪れた京都の学生、
日下部仁志の子を身ごもるが、仁志は別れ話を切り出す。
仁志は密室の中で殺されたが崖下の事故として偽装される。
その後仁志の友人銀三は大道寺家に婿養子に入り、
琴絵の娘智子も美しい娘に育った。
智子が19歳の誕生日を迎えた日、智子に求婚していた
遊佐が時計台にて殺害されているのが発見される・・・・。


「女王蜂」と呼ぶには中井貴恵の魅力が足りなかったかも。
男をとりこにして殺す・・・・そんな妖しげな色気はなく
フツウの娘さんでした。

タイトルに行き着くまでに色々ありすぎて
ちょっと混乱してしまいました。
時間も一気に20年近く経ってしまいますし。
その割に今回はあっさりと事件が収束してしまいました。
後日談みたいな感じで残された人が集められるのですが・・・
それは結構よかったです。
犯人のベクトルは間違ってしまったんだけど
相手を想う気持ち、深い愛情がよくわかりました。

今回のラスト、警部のしめはよかったです。
毎回調子っぱずれな推理を披露し
「ようし、わかった!」って言ってるだけじゃないのです!
posted by マミイ at 00:34| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス・ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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