赤ひげ
製作1965年 日本 監督:黒澤明
原作:山本周五郎
脚本:井出雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤明
出演:三船敏郎、加山雄三
厳しく優しい名医赤ひげ先生を三船敏郎が
見事に演じきっています。
人の生き死には誰しもドラマがありますが
胸打つエピソードが多く感動しました。
(あらすじ)
長崎でオランダ医学を学んだ青年、保本登は
幕府の御番医となるべく江戸に帰ってきたが、
小石川の療養所に医師見習いとして働く事になってしまった。
最初は待遇に不満でろくに仕事もしていなかった保本だが
所長の赤ひげの働く姿を見るうちに、
次第に心持ちが変わっていくのであった・・・・・。
お話としては青年保本の成長物語です。
頭でっかちなオコチャマが社会の荒波にもまれ
しっかりと自分を見いだし、大人の男になっていく・・・・・
勉強して知識があるだけでは医者はやっていけないのです。
孤独に死んでいった男、
みんなから惜しまれながら死んでいった男、
それぞれのドラマに胸を打たれました。
カラダの病気を治すだけでは人間は癒えることができないです。
ココロを治してこそ医者なのだと思いました。
私は赤ひげ先生のような、心を癒せる人になりたいです。
最新作はなかなか紹介できないんですが
思い出すきっかけになれて嬉しいです(^-^)
赤ひげ先生は素敵ですよね。
ますます三船敏郎が好きになりました。