ステラ 原題:STELLA
製作1990年 アメリカ 監督:ジョン・アーマン
原作:オリーブ・ヒギンズ・プローティ
脚本:ロバート・ゲッチェル
出演:ベット・ミドラー、ジョン・グッドマン
↓の『ステラ・ダラス』のリメイクです。
『ステラ・ダラス』で製作を担当したサミュエル・ゴールドウィンの
息子、サミュエル・ゴールドウィンJr.が本作の製作です。
(ここにも親子愛がある・・・・・!?)
設定がより現代的になっていてより共感しやすいです。
(あらすじ)
ステラは下町のバーで働いていたが、客であった研修医の
スティーブンと仲良くなり、彼の子を身ごもる。
スティーブンは責任をとるためプロポーズするが
ステラは断り、母1人で娘ジェニーを育てる事に。
やがて娘は成長して・・・・・。
ベット・ミドラーがいいです!
顔の造作的にはバーバラ・スタンウィックの方が上ですが、
ベット・ミドラーの表情がステキ!!
大口で笑った表情、しゅんとしぼんじゃった表情、
どれも魅力的でした。
ストーリーもこちらの方が共感しやすいです。
『ステラ・ダラス』はなんだかんだ言いつつも
結婚して夫のお金で養育してもらってましたが
(時代的に女が働くなんて選択肢はなかったでしょうし、
シングル・マザーなんてご法度だったでしょうが。)
『ステラ』では女手一つで娘のためにがんばる姿、
勝気でプライドの高いステラがプライドも何もかもなげうって
ただただ娘の幸せを願う姿に感動しました。
ジョン・グッドマンもよかったです。
エドは飲んだくれでろくでなしなんだけど、
ジョン・グッドマンが演じると、それでもどこかほっとけない
人の良さを感じました。
密かにベン・スティラーも出てました。
前に観た時は気づかなかったのですが、
娘のろくでなし彼氏役でした。
とにかくラストのステラの表情・・・・・これがすんごくいい!
母の愛はあの表情に集約されていると思います。
どんなに悪態つかれようが、ひどい仕打ちを受けようが、
今は離ればなれになってしまったかもしれないけれど、
親は常に子供の事を思ってます!
全ての母がそうである!・・・・・・はず。
【関連する記事】
リメイクだとは初めて知りました。
前に観た時は気づかなかったのですが、
娘のろくでなし彼氏役でした。
これも初めて知りました。芸歴長いんですね、彼。
『ステラ・ダラス』もサイレント映画の
リメイクなのだそうです。
いいお話は何度繰り返してみてもいいものです。
私も今回初めて気づきました。
オープニングのクレジットにも
ベン・スティラーとしっかりと名前が出てました。