永遠のマリア・カラス 原題:CALLAS FOREVER
製作2002年 イタリア・フランス・イギリス・ルーマニア、スペイン
監督:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:フランコ・ゼフィレッリ、マーティン・シャーマン
出演:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ
伝説のオペラ歌手マリア・カラスの生誕80周年を記念して
製作された映画です。
ドキュメンタリーではなく、実際にカラスと親しかった
監督が創作しています。
(あらすじ)
若い時は美貌と美声で一世を風靡したマリア・カラスであったが
声の衰えに勝てず自宅にこもり表の世界に出てこなかった。
プロデューサーでカラスと旧知の仲のラリーは
全盛期の彼女の声と今の彼女の姿を合成して
オペラ映画を撮影する事を申し出る。
最初は断っていたカラスであったが、合成映像をみて
実際にやる気になる・・・・。
いつまでも若さを保つ事はできません。
かつての自分と今の自分を比べると体力的なことは
誰しもかないません。
しかし、年をとった事による経験は若い時には
得られなかったものです。
経験により円熟味を増す事もいい事ではないのかな、
と思いました。
録画技術がすすんでいつまでもキレイなまま
昔の映像を残す事ができるようになりましたが
それはそれでいい事ばかりではないですね。
何度もリハーサルを重ね、計算しつくされた
洗練された録画もいいですが、
いきあたりばったりのライブの臨場感もいいと思います。
(と言いつつ、好きなバンドのライブCDを買ったら
あまりの歌の下手さにビックリした事がありましたが・・・。)
前にこの映画を観た後、マリア・カラスのCDを買いました。
オペラもなかなかいいものです。
いつか、本物のオペラを観に行ってみたいです。
2008年12月13日追記
『ケイブマン』で観たジェイ・ロダンが素敵だったので
久しぶりに鑑賞。
ラリーの恋人役でした。
こちらでもなかなかの男前。ほれぼれしました。