情婦 原題:WITNESS FOR THE PROSECUTION
製作1957年 アメリカ 監督:ビリー・ワイルダー
原作:アガサ・クリスティ
脚本:ビリー・ワイルダー、ハリー・カーニッツ
出演:タイロン・パワー、マレーネ・ディートリッヒ
チャールズ・ロートン
アガサ・クリスティ原作『検察側の証人』の映画化です。
法廷ものって場面展開が少ないのですが、
セリフだけでぐいぐいひきこまれてしまいます。
今回は法廷以外の弁護士と看護師のやり取りも最高!
名画ですね!!
(あらすじ)
法廷弁護士のウィルフレッド卿は腕がたつが老齢で
口うるさい看護師とともに退院してきたばかり。
富豪の未亡人殺しの容疑者ヴォールの弁護を引き受けるが
状況証拠は彼にとって不利なものばかり。
アリバイを証明するものは彼の愛妻クリスチーネの証言のみ。
裁判が始まり検事側が最後に喚問した証人は
なんとクリスチーネであった・・・・・。
とにかく、テンポがいいです。
誰かが始終しゃべってる感じ。
なかでも、弁護士と看護師のやりとりは最高!
看護師は口を開いたが最後、マシンガントークで
止まる気配がありません。(笑)
あんな女性に看護されたら余計に疲れちゃいそうで
思わずウィルフレッド卿の味方をしてしまいます。
息もつかせぬスピードでなめらかに進んでいきます。
あまりにも都合のいい展開に弁護士同様疑問を抱きますが、
最後は見事にしめくくってくれます。
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