ボーイズ・ライフ 原題:THIS BOY'S LIFE
製作1993年 アメリカ 監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
原作:トバイアス・ウルフ
脚本:ロバート・ゲッチェル
出演:ロバート・デ・ニーロ、エレン・バーキン
レオナルド・ディカプリオ
トバイアス・ウルフの自伝小説の映画化です。
主人公はもちろん、トビー。
自伝だから、あくまでも主観的。
自分が美化されているように感じてしまいました。
(あらすじ)
トビーの母、キャロラインは暴力的な父と離婚し、
紳士的なドワイトと再婚した。
しかし、結婚してからはドワイトは豹変。
つまらない事に腹を立てる自分中心の小さな男だった・・・・。
ロクデナシから逃げてきたのに、やっぱり捕まえるのは
ロクデナシなんですね・・・・・なんか、悲しいです。
エレン・バーキンはチャーミングでした。
今度こそ幸せをつかもう!と嫌な事から目をそらそうとする
気持ちもよくわかりました。
トビーに関しては、私はあまり同情できなかったんです。
なんだかんだ御託を言いつつも、結局は悪い方に流され
父の車を盗んだり、成績表を偽装したり・・・・・。
結局、やってる事は義父と変わりないんでは?
この映画の中でよかったのは、小さな田舎町の中で
決して自分を見失わなかったちょっとカマっぽいトビーの友人。
(名前をど忘れしちゃいました^^;)
あの子が無事に町を出る事ができたのか、
おばちゃんは気になりました。
現実の話だから仕方がないといえばそれまでなのですが、
少年が成長して・・・という話ではなく
鑑賞後、あまりスッキリした気持ちにはなれませんでした。