2007年09月04日

リアルだ

HNI_0054.JPG
七人の侍
製作1954年 日本 監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄
出演:三船敏郎、志村喬


世界のクロサワ、初体験です。
207分、長い・・・・・事もないですね。
ただ、戦って終わりなのかと思っていたら
細部まできちんと描かれていたので、とてもリアルに感じました。

(あらすじ)
貧しい農村では野武士の強奪に頭を悩ませていた。
自分達だけでは太刀打ちできないので侍の力を借りる事にする。
かくして集まった7人の侍、農民のために立ち上がる・・・・。


侍集め、戦の準備(農民の暮らしぶり)、決戦の
3部構成になっています。
侍も色んなキャラがいてそれぞれ魅力的でした。
私は宮口精二演じる無口な久蔵が好きです。
三船敏郎演じる菊千代もいいけどね!

中盤、麦の刈り入れ風景など農民の普段の暮らしぶりを
描いていました。
中だるみしそうなのに、不思議とそんな感じはなく
本当にこういう暮らしをしていたのかも・・・と思いました。

終盤の合戦もすごくリアル。
ラストの風景もとても印象的でした。

2013.03.12 追記
ブログDEロードショーの企画で再見しました。

色んなセリフにズシッときました。
心の奥底からの本当の想いを受け止めるという事は
とてつもなく重たいものなのですね。


改めて観なおしてみると、どの侍も魅力的でしたが、
やっぱり私のお気に入り侍ナンバー1は久蔵ですね。
ストイックでかっこいいです。
決して驕らず、汚れ仕事もサラリと引き受けこなしてしまうのは憧れます。
霧の中から種子島を持って現れたときはシビれました。
片山五郎兵衛も好きです。
小屋裏に隠れている勝四郎を「ご冗談を。」と笑ってかわすシーン。
すげ〜!と驚嘆しました。
塚原卜伝のエピソードがモデルなのだとか。すごいです。


でも、真の主役は農民なのでしょう。
最後の勘兵衛のセリフが印象的でした。
虐げられながらも、しぶとく、ずぶとく生きていく・・・・・
いっけん弱くみえますが、実は一番強いのかもしれません。

posted by マミイ at 10:49| 大阪 ☁| Comment(14) | TrackBack(3) | 西部劇・時代劇・歴史もの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しんのすけはまだ黒澤作品観たことないんです。・゚゚・(×_×)・゚゚・。
観よう観ようと思っているんですが、新作ばかりに目がいってしまって・・・

しんのすけのマイミクで上司のyoshiが黒澤作品が大好きで何作も持っているので貸してくれと言っているのですがいまだに持ってきてくれません。。゚゚(>ヘ<)゚ ゚。

今度、織田裕二主演で「椿三十郎」のリメイクが公開されるんですよね。織田ファンとしては絶対に見逃せないっす。
Posted by しんのすけ at 2007年09月05日 16:09
私は黒澤作品というか、邦画全体をあまり観ませんね^^;
でも、小さい頃から祖父母と一緒に時代劇を見て
育ってきたせいか、それほど肩肘はらずに楽しめました。


あはは、「貸して」って言ってるのにじらされてるわけですね。
こうなったら勝手にぶんどっちゃいましょう!
・・・・・・嘘ですよ。(笑)

椿三十郎も名作らしいですね。
今回初めて観て、三船敏郎が好きになったので
オリジナルも観てみたいです。
Posted by マミイ at 2007年09月05日 20:22
 マミイさん、こんばんは

七人で惹かれる侍は、歳とともに変化しました。
最初はマミイさんと同じく久蔵。
(格好いいし、渋いし、本当に剣客に見える)
次が勘兵衛。
(あんな男になりたかった〜笑)
今は七郎次かな。
目立たず出しゃばらず、やることはテキパキとこなし、リーダーシップもとれる。
勘兵衛の誘いに黙って頷く時の目が大好きです。
勿論、菊千代も好きです。(笑)
でも、実際の僕は「槍でごぜぇますダ」の与平か、自己中の塊みたいな万造ですね。(爆)


♪チュララ チュララ バ〜イファム♪ですか。
少しだけ観ました、何故かシングル・レコード持ってます(汗)。(確かパチンコの景品で取ってきた)
でも本当にアニヲタじゃないんですよ、マクヲタ(マクロスヲタク〜初代限定〜100%未沙派)である事は認めますけど。(笑)
「ガンダム」(「めぐりあい宇宙」だけは知識の為にTVで観た)よく解らないし、「ドラゴンボール」も「北斗の拳」も中身は知らないです。(本当だってば〜笑)

今年は寒いですね、お身体に気をつけて
良い年をお迎え下さい。
来年も宜しくお願い致します。
Posted by 鉦鼓亭 at 2012年12月29日 00:11
鉦鼓亭さん、こんにちは。

>七人で惹かれる侍は、歳とともに変化しました。
それは興味深いですね。
ブログDEロードショーでの再見がますます楽しみになってきました!

>最初はマミイさんと同じく久蔵。
>(格好いいし、渋いし、本当に剣客に見える)
かっこいいですよね!
実は『荒野の七人』でもジェームズ・コバーンが演じている
ブリットが一番好きだったりします。
彼のストイックさにしびれます。
そして実は後は菊千代しか覚えていません(>_<)

>少しだけ観ました、何故かシングル・レコード持ってます(汗)。
昔ってわけのわからないレコードが
家に転がっていたような気がします。
なぜかうちには「地球へ・・・」のレコードがありました。
誰が買ったのかすらわかりません。

アニメだろうがなんだろうが、
中味のいいものはいい!ですよね♪
あ、私も美沙の方が好きです。
マクロス記事に書くの忘れてました。

こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。
再見して忘れているところを思い出したら
またお話してください!
Posted by マミイ at 2012年12月29日 17:34
先ほどは有難うございました☆

>心の奥底からの本当の想いを受け止めるという事は
とてつもなく重たいものなのですね。

なかなか出来ることではありませんよね〜。
この映画の場合、生死がかかっていたので、本当に重かったです☆

>やっぱり私のお気に入り侍ナンバー1は久蔵ですね。
>ストイックでかっこいいです。

本物の大人・男・侍・って感じでしたね〜☆

>片山五郎兵衛も好きです。
>小屋裏に隠れている勝四郎を「ご冗談を。」と笑ってかわすシーン。

いかにもありそうなシーンでした。

>でも、真の主役は農民なのでしょう。
>最後の勘兵衛のセリフが印象的でした。
>虐げられながらも、しぶとく、ずぶとく生きていく・・・・・
>いっけん弱くみえますが、実は一番強いのかもしれません。

う〜ん、私も農民は・しぶとくて・ずるくて・強い・とは思いますが、
やはりこの映画の主人公は侍たちのように思います・・・。

農民の立ち位置は、主人公ではなく、侍の人となりを映す鏡のようでもあり、
まぁそれはお互いさまかもしれないけど・・・
言い過ぎかもしれないけど「風景の1つ」のようにも思ってしまいました。
Posted by miri at 2013年03月12日 09:23
五郎兵衛の「ご冗談を」のシーンはわたしも大好きです!
農民が主役でそれぞれの想い、言葉がずっしり重いのと、侍たちの痺れるようなカッコよさなどが、ちょうどいいバランスなんでしょうね〜。
それぞれの魅力を引き立てていました。

イラストのごはんの白さと、農民の疲れた感じが素敵です!
ご参加ありがとうございました♪
Posted by 宵乃 at 2013年03月12日 11:11
こんばんは 

コメントありがとうございました。
久蔵と五郎兵衛、大人気ですね(笑)

確かに久蔵は格好良いですよね。
眉と唇で笑うところや

もっと、剣の鬼のような存在かと思ったら
勝四郎の恋愛に対しても
さらっと対応する優しさもありますし
いいですねぇ。

菊千代がいなければ、農民の本質を知ることもできなかったでしょうし
彼のお陰で、戦争の悲惨さがより一層伝わってきますし。

七人の侍の服装・役割・死に方も含め
綿密に練られた作品だったと思います。

あ、全然関係ありませんが。


あと僕も早瀬美沙の方が好きです(笑)

それでは!!
Posted by きみやす at 2013年03月12日 20:03
 マミイさん、こんばんは

土着と流浪、生産者と何も作らぬ者。
本当の強さは、武力、腕っ節じゃなく、土にまみれ汗にまみれ辛抱強く働く人間の方にある。
権力は移ろって行くけど、土着の民は変わる事無く生き続ける。
その強さシタタカさの前には、「力」等、所詮、通り過ぎていく嵐の一つに過ぎない、という事なんだと思います。

「荒野の七人」でも、C・ブロンソンが子供達を叱りながら同じような事を言ってましたね。
「お前達の為に毎日汗水垂らして働いてるお父さん達の方がずっと強いんだ、俺にはとても出来ない事だ」
確か、そんな意味の台詞。

この物語は、視点をちょっと変えただけで、どちらも主役になれる作品。
それは撮影に入る前、土屋嘉男(利吉)が監督に、「自分の役は、どういう役か?」と聞いた時、監督が答えた、
「引っくり返せば主役」
と言う言葉にも表れていると思います。

僕は華やかな表の世界の主役は「侍」だけど、裏の主役「農民」が、ラストの対比から考えても本当の主役なんだと思っています。

※「ご冗談を」のシーン、僕も好きです!
Posted by 鉦鼓亭 at 2013年03月13日 00:14
miriさん、こんにちは。
こちらこそ、ありがとうございます。

>この映画の場合、生死がかかっていたので、本当に重かったです☆
本当にそうですね。
しかも、自分とは本来係わり合いのない者のために
命をかける・・・・なかなかできる事ではないと思いました。

>本物の大人・男・侍・って感じでしたね〜☆
思い出しても素敵です、ウットリ・・・・・。
今では少なくなってしまった人種!?ですよね。

>言い過ぎかもしれないけど「風景の1つ」のようにも思ってしまいました。
村を存続させる事だけを本丸、信条として
個人としては影を薄くして、それこそ「風景の1つ」となってしまうところが
私は逆にずぶといな〜と思いました。

鉦鼓亭さんがお書きになっている
「引っくり返せば主役」
が言いえて妙だと思いました。
Posted by マミイ at 2013年03月13日 11:57
宵乃さん、こんにちは。

>五郎兵衛の「ご冗談を」のシーンはわたしも大好きです!
「何のつもりだ!」と怒るのではなく、
笑ってかわすところがいいですよね。

>ちょうどいいバランスなんでしょうね〜。
笑わせてくれるところもあるし、
重苦しい部分もあるし、全てが絶妙でしたね。

>イラストのごはんの白さと、農民の疲れた感じが素敵です!
ありがとうございます!
この頃はまだ、農民をただの弱い存在だと思っていました。笑
勘兵衛のセリフに重みを感じた場面です。

Posted by マミイ at 2013年03月13日 12:05
きみやすさん、こんにちは。
こちらこそコメントありがとうございます。

>久蔵と五郎兵衛、大人気ですね(笑)
本当にそうですね。
わかりやすいエピソードなので女性の心をつかみやすいかも。笑

>確かに久蔵は格好良いですよね。
ガッチガチの堅物と思わせておいて・・・の
ギャップにシビれました。笑
静かなる優しさというか、さりげないところが素敵です。

>七人の侍の服装・役割・死に方も含め
>綿密に練られた作品だったと思います。
どの侍もそれぞれの役割があり、
誰一人として欠けては成り立たない作品でした。


>あと僕も早瀬美沙の方が好きです(笑)
お仲間発見です!
実は私が子供だった頃は美沙は冷たい感じがして苦手だったのですが
大人になって気持ちを表に出せない事があることを経験して、好きになりました。
奥ゆかしさが素敵です。
Posted by マミイ at 2013年03月13日 12:46
鉦鼓亭さん、こんにちは。
再見が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

>権力は移ろって行くけど、土着の民は変わる事無く生き続ける。
>その強さシタタカさの前には、「力」等、所詮、通り過ぎていく嵐の一つに過ぎない、
>という事なんだと思います。
初見時には気づかなかった農民の図太さを今回は感じました。


>「荒野の七人」でも、C・ブロンソンが子供達を叱りながら同じような事を言ってましたね。
「荒野の七人」の方も再見してみたくなってきました。
こちらも前回気づけなかった事が見えてきそうな気がしました。

>「引っくり返せば主役」
miriさんへのお返事にも書かせていただきましたが
本当に言いえて妙な、ピッタリな言葉ですね。

鉦鼓亭さんの言葉がなければ、
農民や侍の区別がついていなかったかもしれません(^^;
ありがとうございました!
(七郎次と五郎兵衛、平八は顔の区別がつきにくかったです。)
Posted by マミイ at 2013年03月13日 12:56
マミイさん、おはようございます!
&コメントをありがとうございました。

白米飯椀とその向こうで食べる勘兵衛を見る鋭い視線、背を向けた姿、また食い入るように白米を見つめる視線を描かれたのですね。
構図がとっても素晴らしく、黒澤監督が得意とされた絵コンテを見ているようです(拍手)。

>虐げられながらも、しぶとく、ずぶとく生きていく・・・・・。いっけん弱くみえますが、実は一番強いのかもしれません。

こういうラストに持っていき、痛めつけられながらも図太い強さを併せ持つ農民たちの表裏ある姿を撮った黒澤監督は偉大でしたね。

>久蔵が霧の中から種子島を持って現れたときはシビれました。

久蔵って随分かっこ良すぎますが、私も彼が一番お気に入りでした。下克上が落着き合戦が無くなり平和な時代に入った。彼は潔く散れなかったことが悔しく、死に場所を求めていた侍だったのでしょうか。新政府になった江戸末期の頃の侍たちと似ているように見受けられました。新しい時代に乗れなかった不器用な久蔵でした。
せっかくのこと、久蔵と菊千代が必死で奪った種子島を、こちら側でも使ってもらいたかったです。

>片山五郎兵衛も好きです

地味でしたが、良いですよね。
塚原卜伝のエピソードがモデルなんですか?
始めて観た「七人の侍」で時代劇も悪くないと、
BSで塚原卜伝を鑑賞しましたが、映画ほど面白みに欠け2回で止めています。

普段、躊躇してしまう作品を、ブログでロードショーのおかげで観ることができてありがたいと思っています。
マミイさんのイラストをこれからも楽しみにしていますよ。






Posted by しずく at 2013年03月14日 12:03
しずくさん、こんばんは。
こちらこそコメントありがとうございます。

>構図がとっても素晴らしく、黒澤監督が得意とされた絵コンテを見ているようです(拍手)。
ありがとうございます!
実は皆さんのように画像をとりこむことができないので(^^;
画面を一時停止してスケッチしています。
いつもは背景はごまかす事が多いのですが、
今回はあの3人を描かないと意味がないように感じました。
本当にすばらしい構図ですよね!

>彼は潔く散れなかったことが悔しく、死に場所を求めていた侍だったのでしょうか。
>新政府になった江戸末期の頃の侍たちと似ているように見受けられました。
いつの時代も「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」なのでしょうか。

>せっかくのこと、久蔵と菊千代が必死で奪った種子島を、こちら側でも使ってもらいたかったです。
そうですね。
でも、銃はあっても弾は一発しかないので
確実な戦術を重んじるであろう勘兵衛は使わなかったのかもしれませんね。

>BSで塚原卜伝を鑑賞しましたが、映画ほど面白みに欠け2回で止めています。
そうなんですか。
調べてみたら最近の時代劇なんですね。
私は昭和の時代劇が好きで、小さい頃にはよく祖父母と一緒に観てました。
時代劇は昔のものの方がいいような気がします。

>普段、躊躇してしまう作品を、ブログでロードショーのおかげで観ることができてありがたいと思っています。
同感です!
こういう機会がないとなかなか観れないですし、
ブログDEロードショーだと他の方の考えを知る事ができ
(普段はあまり他の人の感想を見ないので・・・)
より深く鑑賞できるような気がします。

>マミイさんのイラストをこれからも楽しみにしていますよ。
ありがとうございます!
下手の横好きなのですが(^^;
これからも精進していこうと思います。
Posted by マミイ at 2013年03月14日 20:02
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