吸血鬼ノスフェラトゥ
原題:NOSFERATU: EINE SYMPHONIE DES GRAUENS
製作1922年 ドイツ 監督:F・W・ムルナウ
原作:ブラム・ストーカー
脚本:ヘンリック・ガレーン
出演:マックス・シュレック
怪奇映画特集第3弾。
私が今まで観た映画の中で最も古いです。
1922年っていったら、大正ですか?
モノクロ(後に染色されてました)無声映画でしたが、
まるで小説を読んでいるような感覚でした。
(あらすじ)
ブレーメンで不動産業を営むクノックは部下のフッターに
オルロック伯爵に家を売るように命じられる。
フッターは伯爵の家に行くが、怪しい影に翻弄される。
伯爵はブレーメン目指して海路を行くが、
同じ頃町にはペストの魔の手が忍び寄っていた・・・・・。
ブラム・ストーカー原作の「吸血鬼ドラキュラ」の映画化です。
著者に許可をとっていなかったため、役名や場所が
変わっているそうです。
(フッター=ジョナサン・ハーカー、オルロック=ドラキュラ)
無声映画なので、セリフは演技の合間に文字が出て
ト書きなどの状況説明も文字なので小説を読んでいるかのような
気分になりました。
それにしても、マックス・シュレック演じるオルロック伯爵が
めちゃ怖いです。
顔も動きも人間じゃないみたい。
でも一番怖いのは、影なんです!
女性の胸、心臓の位置にオルロック伯爵の手の影が近づき・・・
キャ〜〜〜〜〜!って感じになります。
マックス・シュレックは実際にヴァンパイアだっていう
設定の映画まであるようですね。
私は未見ですが、ジョン・マルコヴィッチと
ウィレム・デフォー共演とのことで観てみたいです。
吸血鬼ドラキュラってだけでも興味ありますが、
かなり観てみたいです。
無声映画となれば演技力もすごいのでしょう。
顔も動きも人間じゃないみたいな演技観たいですね。
この時代にこのような映画が撮れたと考えると感慨深いですが。
原作のドラキュラは今のような整った顔立ちではなく
この映画のようにまさに怪奇!といった感じだそうです。
古すぎてレンタルなんかはしてないかもしれないですね。
どうなんでしょう?