ロリータ 原題:LOLITA
製作1997年 アメリカ 監督:エイドリアン・ライン
原作:ウラジミール・ナボコフ
脚本:スティーブン・シフ
出演:ジェレミー・アイアンズ、ドミニク・スウェイン
少女ロリータが幼いっていうか、
うちの3歳児と同じ精神構造なんですよ。
そんな少女に翻弄される中年男性・・・・・
それを傍から観るのはあんまり気分のいいもんじゃないですね。
(あらすじ)
大学教授のハンバートはある未亡人の家に下宿する事になる。
ハンバートは未亡人の14歳の娘ロリータを一目見て心奪われる。
奔放なロリータから目が離せないハンバート。
未亡人から求婚されてもロリータのためにOKする。
ある日秘めた思いが妻にばれ・・・・・。
ロリータ、かわいかったです。
無意識に男性を翻弄してしまうから小悪魔なんでしょうか?
無意識に母を翻弄する・・・・うちの息子も小悪魔です。(笑)
少女に対する愛・・・純粋なのかなぁ?
結局は相手を自分のいいなりにさせたいっていう願望も
あるのかもしれません。
自分にふりむいてくれない、
心の奥底まではさらけだしてくれないロリータに対して
ハンバートは暴力をふるう事もあります。
思うように動いてくれない相手にイライラを爆発させるのは
子育てをしている身にはよくわかりますが、
それでも暴力はいけませんよ。
映画冒頭で血まみれの手で運転している
ハンバートを見てもわかるように、彼は殺人をおかします。
でも、その殺人も結局は自分の嫉妬心からだけ。
なんにも報われず、どうしようもない思いしか残りません。
若者がもつまぶしさやきらめき、
子供から大人にかわる途中の不安定さに憧れるキモチは
わからないでもないですが、そこに肉欲が入るのは・・・・・
ちょっとよくわからないです。
私はどっちかっつうと、汚したくないほう。
でもじっと見てるのもある意味ストーキング???
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