日の名残り 原題:THE REMAINS OF THE DAY
製作1993年 イギリス 監督:ジェームズ・アイボリー
原作:カズオ・イシグロ
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
出演:アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン
アンソニー・ホプキンスがクソがつくほど
真面目な執事役を好演してます。
古き良き時代のイギリスにはホントにこういう執事さんが
いらっしゃったんでしょうね。
(あらすじ)
ダーリントン卿につかえている執事のスティーブンスは
職務にとても忠実であった。
彼の頭には自分の事よりも主人に尽くす事しかなかった・・・。
主人であるダーリントンが誤った考えを持っていても
スティーブンスは否定しません。
年老いた自分の父が粗相をした後、即座に副執事の座から
掃除係に格下げしてしまいます。
女中頭に対する思いも自分でも気づかないうちに
心の奥深くに封印し、決して表に出すことはしません。
あまりにも主人公が自分を抑えているので
ある意味退屈に感じてしまうかもしれません。
黄金時代の回想シーンから20年の時を経ているらしいのですが
アンソニー・ホプキンスもエマ・トンプソンも
そんなに外見が変わってなかったので
その辺はあまり実感できませんでした。
ヒュー・グラントがダーリントン卿の甥っ子として
登場しています。
今回は軽い役ではありません。
とても腰をふりそうには見えませんよ。(笑)
↑・・・・・今回はふってませんからね!
アンソニー・ホプキンスが大好きなんで、この抑えた中に感情が見え隠れする老執事には胸キュンでした。
再見したら、彼がファザコンにしか見えず、色々妄想がふくらみましたよ(笑)
>黄金時代の回想シーンから20年の時を経ているらしいのですが
そんなに外見が変わってなかったのでその辺はあまり実感できませんでした。
ですよね〜。とくにスティーブンスは区別つかなくて、現在なのか回想なのかわからなくなるときがありました。大好きな作品だけど、そこは残念です。
ダーリントン卿の甥っ子はヒュー・グラントだったんですね。結婚の前に生命の神秘について教えておいてくれと頼まれたくだりは笑えました。よりによって彼に頼むとは…!
でも、彼は戦死して、ダーリントン卿も失意のなか亡くなったという流れが哀しかったです。
スティーブンスだけでなく、ダーリントン卿のドラマも重厚で見ごたえありましたね〜。
トラックバックもありがとうございます。
>再見したら、彼がファザコンにしか見えず、色々妄想がふくらみましたよ(笑)
え〜、そうなんですか!?
すごくお堅い執事さんって印象しか残っていないので、私も再見してみたくなりました。
>とくにスティーブンスは区別つかなくて、現在なのか回想なのかわからなくなるときがありました。
初見時は本当にわからなくってとまどいました。
再見時には注意して見分けようと思います。
>ダーリントン卿の甥っ子はヒュー・グラントだったんですね。
そうなんです。彼は好きなんでちょい役でも注目して観てしまいます。
>スティーブンスだけでなく、ダーリントン卿のドラマも重厚で見ごたえありましたね〜。
激しくはないのに、みごたえ十分ですよね。