マリー・アントワネットの首飾り
原題:THE AFFAIR OF THE NECKLACE
製作2001年 アメリカ 監督:チャールズ・シャイア
脚本:ジョン・スウィート
出演:ヒラリー・スワンク、サイモン・ベイカー
エイドリアン・ブロディ、ジョナサン・プライス
ヒラリー・スワンク、今まで『ボーイズ・ドント・クライ』や
『インソムニア』など割と男っぽい役が多かったような気がしますが
(観てませんが『ミリオンダラー・ベイビー』もそうですかね。)
今回は中世フランスのフリフリドレス姿でした。
なかなか似合っていました。
(あらすじ)
名門であったヴァロア家は敵の策略にはまり没落してしまう。
父母を亡くし孤児となったジャンヌはお家再興を目指し
マリー・アントワネットに取り入ろうとする。
彼女の野望を知ったレトーはジャンヌに協力をかってでる。
二人の企みは成功したかに思えたが・・・・・・。
史実を基にしているそうです。
この首飾りの事件が発端となって民衆の怒りが
マリー・アントワネットに向けられ革命の火蓋が
切って落とされたのだそうです。
「マリー・アントワネットの」と言ってますが
実はあんまりマリー・アントワネット本人は出てきません。
しかも反感をもたれて当たり前という感じに描かれてます。
真相は闇の中・・・結局、マリー・アントワネットも
世論の犠牲者なのかも。
裁判も彼女の不利になるようにしむけられたのかな、と
勘ぐってしまいました。
陰謀は主に手紙のやりとりでそんなに見せ場はないので
割と淡々とすすんでいきます。
手段を選ばずただひたすらに名誉の回復を願うジャンヌ。
間違っていたかもしれないけれど
ひたむきな芯の強い女をヒラリー・スワンクが好演してました。
ラストで水面にうつった『彼女』の顔が印象的でした。
あの時彼女は何を思っていたのか・・・・・
遠き時代に思いを馳せました。