白い刻印 原題:AFFLICTION
製作1998年 アメリカ 監督:ポール・シュレイダー
原作:ラッセル・バンクス
脚本:ポール・シュレイダー
出演:ニック・ノルティ、ジェームズ・コバーン
ウィレム・デフォー、シシー・スペイセク
雪国のどんより曇った空のような
終始重苦しいムードが漂う映画でした。
親の嫌だと思う点を嫌だと思いつつも同じようなことをしてしまう
・・・・・哀しい呪縛から逃れられなかった主人公を
苛立ちながらもつらいなぁと思いつつ観てました。
(あらすじ)
雪深い田舎町に住む警官のウェイド。
少年時代は父親の暴力に怯えながら暮らしていた。
現在、娘がいるが離婚した妻の元にいるためたまにしか会えず、
父子関係もどことなくぎこちない。
ある日町の有力者が鹿狩りで事故死した。
殺されたのでは・・・とウェイドは疑いを持つ。
陰謀を暴くと英雄視され、現状を打開できると信じたウェイドは
独自に捜査を開始するのであった・・・・・。
ウェイド、世渡り下手なのです。
幼い頃に愛に飢えて生きてきた影響なのでしょうか、
観ていてイライラしてました。
娘の親権を取り戻そうとするのですが、
娘のことなど考えてなさそうだったし・・・・・。
父親役のジェームズ・コバーン、私は好きなのです。
電撃フリントでかっちょいいスパイだったんです。
(オースティンパワーズの元ネタになってます。
柔道チョッ〜〜〜ップ!)
この映画もジェームズ・コバーンが出るという事で観ました。
今回は飲んだくれの荒くれ男になってました。