トーク・トゥ・ハー 原題:HABLE CON ELLA
製作2002年 スペイン 監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ハビエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ
初めて観た時は嫌悪感しか残らなかったのですが、
今回はもうちょっと違った視点で観ることができました。
「純愛」ってなんなのでしょうね?
自己の欲望に純粋な感情???
(あらすじ)
ベニグノは看護士で、昏睡状態の若くて美しいアリシアを
4年もの間、献身的に介護していた。
マルコは恋人の女闘牛士リディアが事故で昏睡状態になり
動揺していた。
二人は偶然に出会い、互いの境遇を知り友情が芽生えるが・・・。
ベニグノとマルコは対照的なタイプです。
応えてくれることのない相手に語りかけ、
ある意味、愛情を押しつけているベニグノ。
リディアと事故前に話し合う事もできず、また
昏睡後彼女に触れる事すらできないマルコ。
ただひたすらに自分の思いを貫こうとするベニグノ。
相手の幸せを思い、身を引こうとするマルコ。
似てないようで実は2人は似ているのかも。
結局、愛情なんてものはエゴでしかないのかな。