ドクター 原題:THE DOCTOR
製作1991年 アメリカ 監督:ランダ・ヘインズ
原作:エド・ローゼンバーム
脚本:ロバート・キャスウェル
出演:ウィリアム・ハート、エリザベス・パーキンス
人間っていうのは自分がその立場にならないとわからない事って
たくさんあると思います。
せっかく想像力というチカラが与えられているのだから
相手の事を思いやる世の中であってほしいですね。
(あらすじ)
外科医のジャックは腕はいいが、患者の事をヒトとして
扱わなかった。
ある日、喉頭がんが見つかり、自身が患者となってしまう。
医療従事者から受ける言動にとまどいを覚えるジャック・・・・。
この映画はイロイロ考えさせられました。
なぜかって?実は私も医師免許もってるから。
(随分使ってないし、この先も使うかは不明だけど・・・)
ドクターってのはある程度は冷酷さって必要だと思うんです。
そうでないとヒトの体にメスをいれたりできないと思うのです。
それにしても、ここの病院ってのはひどかったですが。
昔の病院ってこんな感じだったんですかね?
かくいう私も傲慢な医者が嫌いで(好きな人はいないか)
自分で治せるように医者を志したという一面ももってます。
(今も病院嫌い。病気になっても医者に行きません。)
余談ですが、私は大学生の頃全身麻酔で開腹手術して
そのあまりのつらさに、「悪い部分を切ったら終わり」
じゃないんだな、と痛感しました。
(教科書には切除、までしか書いてないもん。)
皮膚が弱く消毒で手が荒れるから
外科系にはすすみませんでしたが、いい経験でした。
医者と患者だけでなく、なんでもそうだと思います。
母になって初めて、親としての大変さを知り、
自分の母に感謝しました。
今は「自分が一番」って感じで他人を思いやる事が
少ない社会ですが、相手の事を思いやるって
すごく大事だな〜と思います。