母の眠り 原題:ONE TRUE THING
製作1998年 アメリカ 監督:カール・フランクリン
原作:アンナ・クィンドレン
脚本:カレン・クロナー
出演:メリル・ストリープ、レニー・ゼルウィガー
ウィリアム・ハート
メリル・ストリープ・・・正直言って苦手だったのです。
なんかちょっと冷たいオンナって感じがしてて・・・。
それが、『ふたりにクギづけ』を観た時に「あれっ」と思い、
本作でやっとこさ、遅ればせながら彼女の素晴らしさに気づきました。
(あらすじ)
ニューヨークでジャーナリストとして理想に
燃えて生きるエレンは大学教授の父を尊敬しているが、
専業主婦の母のことは正直よく思っていなかった。
しかし、母が末期ガンと知り介護のために故郷に帰ることに。
実家で生活しているうちに家族の本質に気づいていく・・・・・。
家族って本当に難しいと思います。
同性だからうまくいく事もあれば、うまくいかない事もある。
逆もまた然り・・・・・。
メリル演じる母はズボラ主婦の私から見たら
嫌味なくらい立派な母です。
料理は上手で家はいつもキレイ、
ボランティアで地域貢献もしている・・・・・
でも、キャリアウーマンの娘からしてみたら
物足りなさを感じるのかもしれません。
理想を追い求める事も大事だけれども、
今あるものをそのまま受け入れ、愛する・・・・・
生きていくうえで妥協はある程度必要なのだと思いました。
妥協って悪い意味で言われる事が多いけれど、
そんなに悪い事ではないのかもしれません。
メリルがとにかく、良かったです。
今までは『クレイマー、クレイマー』とか『マイ・ルーム』とか
ちょっと神経質で冷たいイメージがあったのです。
『永遠に美しく・・・』なんてめっちゃ怖かったし。(笑)
こんな良妻賢母の役が似合うんだなぁってビックリしました。
年がいもなく(失礼!)オズの魔法使いのドロシーのコスプレを
やってるのですが、案外はまっててかわいかったです。
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って、今、『プラダを着た悪魔』を観たのだー!!!
『母の眠り』では、嫌味なくらいの立派な主婦だそうですが・・・。
『プラダ〜』では、バッリバリのキャリアウーマンだじょ。
そのうち観てね♪
ますますメリルの事が好きになるでしょう。
『プラダ〜』では敏腕鬼編集長なんだっけ?
私は予告観ただけだけど、
メリルに似合いそうだと思ったよ。
↑偉そうな事言ってるけど、
彼女の作品そんなに観てないの・・・。