2014年04月27日

差別と憧れと

X-MEN.jpg
X-MEN 原題:X-MEN
製作2000年アメリカ 監督:ブライアン・シンガー
脚本:デビッド・ヘイター
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、
ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、アンナ・パキン、
ハル・ベリー、レベッカ・ローミン=ステイモス


ブライアン・シンガー監督の『ジャックと天空の巨人』を観た時に
そういえば、『X-MEN』ってちゃんと観た事がないなぁという事に
今更ながら気が付いたので、観てみる事にしました。

(あらすじ)
突然変異によって超人的能力を持ったミュータントという人類が現れた世界で
その能力を恐れた人類はミュータント登録制度により、ミュータントを差別
社会的に排除しようとしていた・・・・・。


実は、もっと娯楽的なアクション映画かと思っていたのですが
予想に反して、かなり真面目に作ってあって驚きました。
でも、『ジャックと天空の巨人』も割合にマジメというか
正統派な童話を元にした正統派ファンタジーだったので
監督はとても真面目な人なのかも。


人は自分とは異なるもの、得体のしれないものに対して恐怖感を感じてしまいます。
それは自分を守る本能なので、仕方がない事なのですが、
果たして本当に怖くて除外すべき、迫害すべきものなのでしょうか?
確かに、悪いヤツも中にはいますが、それは「一般的」な人間だって同じことです。
十把一からげにして排除するのはとても違和感を感じました。

最初にユダヤ人の強制収容所のシーンがありましたし、
たんに近未来のミュータントという架空の出来事をお話しているのではなく
これまで迫害、差別を受けてきた人々と重ね合わせて観ました。
監督自身も同性愛者らしいです。
同性愛者というだけで殺されていた時代もあったので、
迫害される者に対しての思いは人並み以上に感じるものがあったのではないでしょうか。

差別とか重たいテーマだけでなく、
思春期に誰もが感じる(であろう)
私って特別な存在かも・・・という「中二病」的な感覚を味わえるのも
また、この作品の魅力ではないでしょうか。
ローグみたいに実際にそういう能力を持ってしまったら苦悩するしかないのですが、
人とは違う特別な能力を持ってみたいという憧れってあります。

あと、今までヒュー・ジャックマンばかり注目していたのですが、
やっぱりこの頃からジェームズ・マースデンは男前でした。
目からビーム?が出ちゃうので、目を開けているシーンはないですが
骨格からしてすべて男前ですね〜♪


posted by マミイ at 07:00| 大阪 | Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お〜、ウルヴァリンがカッコいいです!
鋭い爪が闇夜に光る感じで素敵ですよ〜。

X-MENは意外と深い作品ですよね。
一作目はかなり前に観たので忘れかけてますが、好きなシリーズです。
敵のボス、マグニートーがただの悪役じゃなくて、迫害を受けるミュータントを守ろうという気持ちや、敵対するプロフェッサーXに対しても友情や敬意を持ち続けているのがカッコいいです。

>目からビーム?が出ちゃうので、目を開けているシーンはないですが骨格からしてすべて男前ですね〜♪

あのサングラスが似合ってました。
見えないからセクシーさが増すっていうのもありますよね。
ホント骨格からして男前です。
Posted by 宵乃 at 2014年04月27日 11:41
宵乃さん、こちらにもありがとうございます。

>お〜、ウルヴァリンがカッコいいです!
>鋭い爪が闇夜に光る感じで素敵ですよ〜。
ありがとうございます!
ウルヴァリン、めちゃめちゃかっこいいですよね。
本当にしっかりと守ってくれそうです。

>X-MENは意外と深い作品ですよね。
そうなんです。
何度も地上波放送されてチラ見しかしたことがなかったので
ちゃんと観てみたら驚きました。

>マグニートーがただの悪役じゃなくて、
気持ちはわかる・・・みたいな部分がありますよね。

>あのサングラスが似合ってました。
>見えないからセクシーさが増すっていうのもありますよね。
ですよね!!
「2」も借りてきたので、
またもやサイクロップスに注目して観ようと思います♪
Posted by マミイ at 2014年04月28日 20:52
こんばんは

ウルヴァリンは一番好きなアメコミヒーローですね
去年の「SAMURAI」もウルヴァリンの何たるかをしっかり描いてた ハードボイルドヒーロー映画でよかったです。何だか不評ですけど...

イラスト、とてもかっこいいですね!

>実は、もっと娯楽的なアクション映画かと思っていたのですが
>予想に反して、かなり真面目に作ってあって驚きました。
>でも、『ジャックと天空の巨人』も割合にマジメというか
>正統派な童話を元にした正統派ファンタジーだったので
>監督はとても真面目な人なのかも。

そうですね、コミカルな場面が全くないわけではないですが
"遊び"の要素は少ないですね。ポップさが足りないというか。
僕はテーマに真摯に向き合ってる感じがして好きです。

ジェームズ・マースデンも活躍してますね
「魔法をかけられて」の彼はとてもハマリ役だった(笑)

今だから言えますが
実は一作目のX−MENで初めてヒューを見たとき「カッコいいけどすぐ消えちゃうかも?」なんて思っていました。
Posted by バーンズ at 2014年05月01日 00:12
バーンズさん、こんばんは。

>ウルヴァリンは一番好きなアメコミヒーローですね
ヒュー・ジャックマンはウルヴァリンを演じるために生まれてきた
と言っても過言ではないくらい、はまっていますし
めちゃくちゃカッコイイと思います。

>イラスト、とてもかっこいいですね!
ありがとうございます!
本物がめちゃくちゃかっこいいので
ものすごく気合を入れて描きました。

>"遊び"の要素は少ないですね。ポップさが足りないというか。
この辺が好みが分かれるところなんでしょうね。
私も真面目に作ってあって、好感が持てました。
「X−MEN2」と「ユージュアル・サスペクツ」を借りてきたので
密かにブライアン・シンガー監督祭りを開催する予定です。

>ジェームズ・マースデンも活躍してますね
>「魔法をかけられて」の彼はとてもハマリ役だった(笑)
他の人が演じたらドン引きしそうなキラキラ王子様キャラを
いい感じに演じていたのが印象的でした。笑

>実は一作目のX−MENで初めてヒューを見たとき「カッコいいけどすぐ消えちゃうかも?」
>なんて思っていました。
ヒュー・ジャックマン=ウルヴァリンのイメージがつきすぎると
一発屋で終わってしまうのですが、
他の役もきちんとこなせるのがステキですよね。
(その割には話題作が少ないのが残念なのですけど。
『リアル・スティール』はまだ観れていないので、
今度借りてこようと思います。)
Posted by マミイ at 2014年05月01日 19:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。