ブリキの太鼓 原題:DIE BLECHTROMMEL
製作1979年 西ドイツ・フランス 監督:フォルカー・シュレンドルフ
原作:ギュンター・グラス
脚本:ジャン=クロード・カリエール、フォルカー・シュレンドルフ
出演:ダーヴィット・ベネント
タイトルだけは前々から聞いたことがあったのですが、
今回が初めての鑑賞です。
(あらすじ)
オスカルは第一次世界大戦と第二次世界大戦の間にポーランドのダンツィヒで生まれたが、
大人になる事を拒み、3歳で自らの体の成長を止めてしまう。
誕生日プレゼントにもらったブリキの太鼓をたたき
奇声を発するとガラスを割る事のできるオスカルは・・・・・。
ところどころ生々しい描写というか、
本当に気持ち悪くなるような場面がありました。
(ウナギ釣りの場面は背筋がゾワゾワしました。)
従兄と不倫を続ける母、それを見続けるオスカル・・・・
彼にとって、大人は汚い存在で
だから大人になる事を拒否したのでしょうか?
(とはいえ、彼自身も恋をしたり、少しずつ成長、というか変わっていくのですが。)
この辺も本当に生々しいので
何歳の子がオスカル役をやっているのか心配になりました。
(オスカル自身も日野日出志の漫画に出てきそうな顔で
実はちょっぴり怖かったです。)
第二次世界大戦に突入する直前でナチスが台頭してきたり
ポーランド人やユダヤ人が迫害されたりと
歴史的にも正確な描写がありますが、
反戦映画かっていうと、あまりそうは思いませんでした。
オスカルは第二次世界大戦に突入しようとする激動の時代に生まれた子ですが
なんせ変わっていますから、戦争が彼に影響を与えたのかどうかはわかりませんでした。
どう受け止めたらいいのか、まだわからないので
時間を十分においてから、またいつか、再見してみようと思います。
わたしもタイトルだけ知っていて、苦手そうな内容らしいので避けてます(笑)
やっぱり生々しい感じなのですね。
少年は当時12歳だったという情報は何故か持っていて、主人公と同じ病気?だったと聞いたような。
イラストのシーンは画像でよく見かけます。このシーンだけでも少年の放つオーラが感じられますよね。
表情がそっくりです!
>やっぱり生々しい感じなのですね。
そうなんですよ。本当に嫌悪感を感じてしまうほどの生々しさがありました。
でも、不思議とひきつけられました。
すぐではないですが、また観てみたいという気持ちがあります。
(ホント生々しいので、他の人には気軽にオススメできません。)
>少年は当時12歳だったという情報は何故か持っていて、主人公と同じ病気?だったと聞いたような。
うわ〜、12歳だったとは思いませんでした。
すごい演技力です。
>イラストのシーンは画像でよく見かけます。
>このシーンだけでも少年の放つオーラが感じられますよね。
>表情がそっくりです!
いつもありがとうございます!
普段はジャケットと同じ画像にならないように気を付けるんですけど
このシーンが強烈だったので、ココにしました。