アワーミュージック 原題:NOTRE MUSIQUE
製作2004年 フランス・スイス 監督:ジャン=リュック・ゴダール
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ナード・デュー、サラ・アドラー
ジャン=リュック・ゴダール・・・『勝手にしやがれ』や
『気狂いピエロ』などで有名な監督さんですね。
・・・・・私は観た事ないですが。
本作は哲学的っていうんでしょうか。
難しくってよくわかりませんでした。
でも、何かを考えるきっかけにはなりました。
(あらすじ)
地獄編・煉獄編・天国編の3部構成。
地獄編では戦争映像が延々と流れる。
煉獄編ではサラエボに講義に来たゴダールは女学生オルガから
自分が作ったというDVDを受け取る。
後日オルガが亡くなったことを知る・・・。
サラエボ・・・ボスニア・ヘルツェゴビナの首都ですね。
第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件の場所であり、
1992年に始まったボスニア内戦で大きなダメージを受けました。
私は戦争を知らないし、毎日のほほんと暮らしているけれど、
世界のどこかでまだまだ悲しい事件があるのだという事に
こういう映画を観ると気づかされます。
ゴダールは映画の中で「イメージの切り返し」について講義します。
『想像的な確実さ、現実的な不確実さ。
映画の原理とは、光に向かい、その光で私たちの闇を照らすこと。』
うまく説明はできないけれど、なんとなく意味は理解できるような。
もうちょっと年齢を重ねてから、
もうちょっとゴダール作品に触れてから、
もう一度挑戦してみたい映画です。
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