若草の頃 原題:MEET ME IN ST. LOUIS
製作1944年 アメリカ 監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:アーサー・ベンソン
脚本:フレッド・F・フィンクルホフ、アービング・ブレッチャー
出演:ジュディ・ガーランド、マーガレット・オブライエン、
メアリー・アスター
1904年のセント・ルイスというのは
調べてみたら万国博覧会だけでなく、オリンピックも同時に開催されたそうです。
1903年を舞台としたこの作品は
祭りの前というか、ドキドキ感が伝わってきました。
(あらすじ)
1903年夏、エスター・スミスは弁護士の父と母と祖父と
兄、姉、妹二人とセントルイスで暮らしており、
来年の春に開催される万博を心待ちにしていた。
最近エスターが気になっているのはお隣の好青年ジョン・トゥルーエット。
兄の大学入学祝のパーティでやっとジョンと仲良くなれたエスターであったが・・・。
古き良きアメリカというか、
この頃は戦争の影も何にもなくって、もうすぐ万博という大きなお祭りがあって
平和で穏やかな雰囲気がとてもよかったです。
邦題の「若草の頃」というのは
万博が開催される春という季節だけではなく、
「若草物語」にもかけているのかな、と思いました。
(まあ、本作は四姉妹ではなくお兄ちゃんもいるんですけど。)
若草物語と比べると姉妹の上二人と下二人が性格的にかぶっていて
あんまり四姉妹でいる必然性は感じませんでした。
(特に三女のアグネスはほとんど出番がありませんでした。)
原題は若草とは関係がないので、
この頃は多産でこういう家族構成が普通だったんでしょうね。
(お国は違いますが、「ナルニア国物語」も「砂の妖精」も5人兄弟ですし。)
基本的にスミス一家はいい人ばかりで
(特におじいちゃんが粋でステキ!!)
ローズの恋もエスターの恋も応援したくなりましたが
ただ、トゥーティが・・・・・私的にはダメでした。
最初の、お兄さんたちのパーティをコッソリ観察して
酔っぱらいの歌を歌ってる頃はまあ、みられたんですが
ハロウィーンのあの事件の時はちょっとひいてしまいました。
一歩間違えば大事故にもつながりかねないような事をするのは
いかに小さな子だとしても私には許せません。
(子供の言う事を真に受けて
隣人にいきなり怒鳴り込んでいくエスターもちょっと・・・・・。)
だから、最後の雪だるまのところも私的には怖くて
子供だからいいとはとても思えませんでした。
そうなると、酔っぱらいの歌も子供なのにあんな歌を歌うなんて
・・・・っていう風にしかみえませんでした。
でも、あの事件がなければ二人の仲は進展しなかったのだし
他の人の感想を見てもそんな事を言ってる人は皆無だったので
本当に些事で、どうでもいい事なんでしょう。
いい話なのに、ケチつけちゃってすみませ〜ん(^^;
ジュディ・ガーランドは本当に瑞々しくってキレイだし
全体的にはいいお話なんだと思います。
>特におじいちゃんが粋でステキ!!
本当におじいちゃんは良かったですね。
あんなおじいさんになりたいものです。
>本当におじいちゃんは良かったですね。
>あんなおじいさんになりたいものです。
カッコイイですよね!
ほんと、やる事が粋で憧れちゃいます。
ああいう年の取り方がしたいです。