映画に愛をこめて アメリカの夜 原題:LA NUIT AMERICAINE
製作1973年 フランス・イタリア 監督:フランソワ・トリュフォー
脚本:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャクリーン・ビセット、ジャン=ピエール・レオ、
ジャン=ピエール・オーモン、フランソワ・トリュフォー
お久しぶりです。
インフルエンザにかかったのか、5日ほど高熱が続いていました。
ここ数日は前に観ていた作品を何本かアップしていけたらいいなぁと思いますが
ゆっくりマイペースでやっていこうと思います。
さて、この映画は自分も映画を作っている一員みたいな気持ちになりました。
映画好きの方はぜひ!な作品です。
(あらすじ)
フェラン監督は新作映画『パメラを紹介します』をただ今撮影中。
トラブル続きだが、何とか撮影は進行していき・・・・・。
舞台裏というか、実際もこういう風に撮っていくんだろうなぁ
というエピソードが満載でした。
フェラン監督はトリュフォー監督ご自身が演じているのです。
長年、監督の分身でもあるアントワーヌを演じていたジャン=ピエール・レオと
共演している姿はなんだか感慨深かったです。
映画は人生の縮図なのでしょうか?
映画は虚構ではあるけれど、色んな人達が協力して
素晴らしい世界を作っているのです。
(見えないところは精一杯手を抜いて!!)
人生は生きてるだけで素晴らしく、価値があるものなのかもしれません。
トリュフォー監督らしい映画なのかもしれないです。
映画が好きでたまらない人たちが作った映画、
映画が好きな人に伝わらないはずがない!
タイトルの「アメリカの夜」というのは
カメラのレンズに特殊なフィルターをかけて
夜のシーンを昼間に撮る事なのだそうです。
思わず、同じシーンなのにショットごとに昼と夜がいれかわる
エド・ウッド監督の事を思い出してしまいました。笑
時にそう思えますよね。
オーケストラの音楽が、指揮者のものの様に、映画作品は、監督のものなのかもしれませんが、色んなメッセージや、人生、臨場感たっぷりの経験、色んなものが詰まった時間ですよね。
>人生は生きてるだけで素晴らしく、価値があるものなのかもしれません....
心にガツンと響きました....
人生とは何か...という禅問答の様な、答えのない問いをいつも抱えて生きてるかえるままです。
無意識のうちに、映画にもそれを模索して求めてるのかもしれませんね....
あはは、まさかエド・ウッド監督の名前がでてくるとは!
映画愛がつまってるという点で、何気にこの作品との共通点があるかも。
その特殊なフィルターがあれば、ウッド監督はよろこんで使っていたでしょうね〜。
この作品は随分前に観て忘れかけているので、いつか再見したいと思ってました。
イラスト、寝ても覚めても映画っていうのが伝わってきます!
>色んなメッセージや、人生、臨場感たっぷりの経験、色んなものが詰まった時間ですよね。
本当に色々なものがつまっていますよね。
そして、同じ作品を観ているはずなのに
反応、感想が別の人と違ったり・・・不思議ですよね。
監督の意図した通り受け止められているのかしら?(^^;
>人生とは何か...という禅問答の様な、答えのない問いを
>いつも抱えて生きてるかえるままです。
難しいですよね。答えは一つではないでしょうし。
答そのものよりも考える道のりが大切な気がします。
>まさかエド・ウッド監督の名前がでてくるとは!
あはは、本当にフッと自然に思い浮かべてしまいました。
意味も全然違うのに・・・。笑
>映画愛がつまってるという点で、何気にこの作品との共通点があるかも。
あ、本当ですね!笑
そしてエド・ウッド自体が既に一つの作品というか
みんなから愛されてますよね。
>この作品は随分前に観て忘れかけているので、
>いつか再見したいと思ってました。
今はブルーやらグリーンのシート前での撮影で味気ないかもしれませんね。
こういう昔からのセットっていいなぁって思っちゃいます。
今観ても古さは感じませんでした。
>イラスト、寝ても覚めても映画っていうのが伝わってきます!
ありがとうございます!
ネオンサインの感じがうまく出ていたらいいのですが・・・。
遅くなりました(漸く、他の方へ出掛けていく気力が出てきました)。
映画が好きでたまらない人たちが作った映画>
18の時(もう40年前〜笑)、これを観て「この世界に触れてみたい」と強く思ったのが、撮影所の安バイトを3年やった切っ掛けの一つ。
勿論、映画好きにとって素晴らしい作品だと思うのですが、個人的にも大好きで、前記のような思い出も有るので僕の洋画ベスト10には必ず入れる作品です。
まあ、実際の現場は技術パートの職人さん達の寄り合いで、この映画のような「擬似家族」感はそれ程ありませんでしたが、黒沢組、小津組辺りは、きっと濃密なプロフェッショナル集団の一体感に溢れていたんだと思います。
(そもそも、撮影所に居れば、この映画のように「長い別れ」にならず、直ぐに別の作品で会う訳で・・・(笑))
J・P=レオ>逃亡の末、助監督に見つかりゴーカートを急停車させる。
その時の顔が、実に子供のまま大人になった迷惑なヤツ、って感じで可笑しい。
ネオンサインの感じがうまく出ていたらいいのですが・・・>
バッチリですよ!!
おかえりなさいませ!
>撮影所の安バイトを3年やった切っ掛けの一つ。
以前にブログの記事を読ませていただきました。
すご〜〜い!ってホント感心いたします。
私なんて、やってみたいとは思うものの
一歩が踏み出せません(^^;
>(そもそも、撮影所に居れば、この映画のように「長い別れ」にならず、
>直ぐに別の作品で会う訳で・・・(笑))
確かに!
俳優さんはおなじみのメンツばかり観ますが、
スタッフさんもきっと同じ顔ぶれなんでしょうね。
>その時の顔が、実に子供のまま大人になった迷惑なヤツ、って感じで可笑しい。
アントワーヌ・ドワネルシリーズでもそうでしたが、
この人ってホント憎めない顔立ちなんですよね。
(中身が)子供だからしょうがないって思っちゃうのかも。
>ネオンサインの感じがうまく出ていたらいいのですが・・・>
>バッチリですよ!!
ありがとうございます!!
ネオンに気合をいれすぎて
寝ている監督の表情がおざなりになってしまいましたが(^^;
バッチリと言ってもらえて、がんばって描いた甲斐がありました。