ゴルゴダの丘 原題:GOLGOTHA
製作1935年 フランス 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:シャノワ・ジョゼフ・レイモン
脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演:ジャン・ギャバン
私はキリスト教徒ではないので
こういう映画を観ても正直ピンときませんね。
でも、色々と考えさせられました。
(あらすじ)
ナザレのイエスは群衆に歓迎されてエルサレムの町に入るが
自分たちの権力がなくなる事に怖れを抱いた議員たちは
イエスを死刑にしようと画策する・・・・・。
こんな事を言っては怒られるかもしれませんが、
漫画の「聖☆おにいさん」で見た事のあるエピソードが満載でした。
ジャン・ギャバンが出ていましたが、本作ではあまりパッとせず
太守のピラトはいい人というよりは調子のいい人のように思いました。
ヒトってよく知らない他人の事を「殺せ」って簡単に言えたり
これから死にに行こうとしている人に対して
「病気を治して」って自分のことしか考えていなかったりするんですよね。
そういう人間の汚いところがいっぱい見えました。
またも漫画ネタなのですが、「マギ」を一気読みしたところなので
人の上に立つ王とは、とか
弱い人間を救うには、とか色々と考えさせられました。
メル・ギブソンの『パッション』もこんな感じだったかなぁ・・・と
遠い記憶がよみがえってきました。
ブログを始める前に一度観たきりであんまり再見するつもりもなかったのですが
ちょっとだけ、再見してみようかなって気になりました。
(といっても、レンタルではなく放送を待ちますが・・・・・・。)
キリスト教徒でないとピンときませんが、
キリスト教徒にとっては忘れてはいけない過去の出来事っていう
戦争映画観たいな位置づけなのかなぁと思いました。
【関連する記事】