2013年11月08日

死は誰にでも訪れる

DET SJUNDE INSEGLET.jpg
第七の封印 原題:DET SJUNDE INSEGLET
製作1956年 スウェーデン 監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
出演:マックス・フォン・シドー


イングマール・ベルイマン特集で随分前に録画していたものです。
結構重たいテーマで、とても考えさせられました。
(今回は結構ネタばれしてますので、ネタバレが嫌な人は
読まない方がいいかもしれません。)

(あらすじ)
騎士アントニウスは十字軍の遠征から自宅に帰る途中であった。
町には伝染病が蔓延しており、騎士は神の存在を信じられなくなっていた。
そんな彼の前に死神が現れるが、チェスの勝負を挑み・・・・・。


誰もが死から逃れようとするけれど、決して逃れる事はできないものです。
その勝負をチェスであらわすというのはとても興味深かったです。

『推理作家ポー 最期の5日間』を先日観たので
伝染病が蔓延する世の中に死神がやってくるというのは
「赤死病の仮面」にちょっと似てるかも・・・と思いました。


騎士は旅芸人一家を逃がしてあげて満足したのかもしれないですが
彼らは完全に死から逃げ出したわけではなく、
いつかまた死は彼らのもとを訪れるのです。
(座長だって逃げ出したけど、結局見つかってしまいましたし。)
一応、あの芸人一家の前途は明るいように終わったのですが、
私はちょっと暗く受け止めてしまいました。
でも、十字軍でずっと死地に赴いていた騎士は目の前で他の誰かが死ぬのを
これ以上見るのは嫌だったのだと思います。
騎士の行為はただの自己満足かもしれないですが、それでもいいのかもしれません。


最後に騎士は勝負に負けて、死の覚悟ができていたとはいえ
それでも、本当に死神が再び彼のもとを訪れた時には驚いていたように見えました。
私は仕事柄、人の死に立ち会う事もあるのですが
誰一人として天寿を全うしたと思ったことはありません。
やなせたかし先生みたいにたとえ90歳を過ぎて亡くなったとしても
それでもまだ何かしてあげられる事があったのではないかと思うし、
まだまだ生きていてほしかったなぁと思います。

私も日々死の覚悟をしているつもりではあるけれども、
死を受け入れるためではなく、悪あがきをするために
覚悟しているのかもしれない・・・・・・と
この映画を観て、改めてそう思いました。




posted by マミイ at 21:53| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
この作品、この間観た「ラスト・アクション・ヒーロー」でオマージュされていたので、超!気になってるんです(笑)

というわけで、いつかオンエアされる事を願って本文は読まないでおきますが、イラストで雰囲気を楽しめました♪
左が死神さんですよね。死神とチェスでゲームしてるわりに、おじいさんの表情が穏やかで怖い感じがまったくありません。
いつか観られたら、このイラストのシーンをじっくり鑑賞したいと思います。

その時は、またコメントに伺いますね〜!
Posted by 宵乃 at 2013年11月09日 11:27
宵乃さん、こんばんは。

>この作品、この間観た「ラスト・アクション・ヒーロー」でオマージュされていたので、
>超!気になってるんです(笑)
おぉ!そうなんですか!!
私は逆に『ラスト・アクション・ヒーロー』を再見してみたくなりました。

>イラストで雰囲気を楽しめました♪
ありがとうございます!
このイラストは初戦の頃で、
この頃は死神を負かしてやろうというか
勝つ気満々な自信が見えました。

>その時は、またコメントに伺いますね〜!
は〜い!お待ちしていま〜す!!
Posted by マミイ at 2013年11月09日 22:25
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