2007年04月05日

ドッキドキの緊迫感


十二人の怒れる男 原題:12 ANGRY MEN
製作1957年 アメリカ 監督:シドニー・ルメット
脚本:レジナルド・ローズ
出演:ヘンリー・フォンダ、リー・J・コッブ


このお話、すごく好きなのです。
密室で12人の男たちが話し合うだけで
アクションなんてまるでないのに、ものすごい緊迫感で
飽きることなくグイグイひきつけられてしまうのです。

ヘンリー・フォンダ・・・『黄昏』がめっちゃいいです!
素晴らしい俳優さんですね。


(あらすじ)
17歳の少年が父を殺害したとされる事件、
12人の陪審員は別室で討論を開始する。
有罪か、無罪か・・・判定は全員一致しなければいけない。
11人が有罪に投票したが、たった1人無罪に投票した男がいた。
そして、話し合いが始まった・・・・・。


事実は1つしかないけれど、偏見や思い込みにより
本人の意図しないところで曲がってしまう事があります。
そういう点をついていく非常におもしろい映画です。
12人の行き着いた結論はもしかしたら間違っているかもしれない。
でも、時間をかけて話し合い、評決に達した事に
意義があるのだと思います。



2011.12.05 追記
ブログDEロードショーで再見しました。
あいかわらず、ぐいぐいお話にひきこまれました。
この映画を観ると時間があっという間に過ぎてしまいます。

この映画を観ていつも思う事は
人が人を裁くというのは本当に難しいという事です。
事実なんてその場にいても
正確に記憶できるわけでもないですが、
他人の証言を元に少年を有罪にするか、
無罪にするか決めなければならない・・・・・
自分の決定が人の生死に関わるというのは
本当は大変なプレッシャーなのです。

でも、最初はほとんどの人はそれを感じていません。
自分が死刑と決めたところで
実際にスイッチを押すわけではないし、
刑が執行されたのを知る事はかなり先の話になるでしょうから。
世間話をしたり、つまらないジョークを言ったり・・・
それをヘンリー・フォンダ演じる8号は
どんな気持ちで聞いていたのかなぁと思いました。

もちろん、若者の生死を左右するので
正しい決定をくださなければいけないのですが、
正しいかどうかは誰にもわかりません。
でも、その決定に関しては責任を持たなければならないのです。
議論することができた事はとてもよかったと
今回も思いました。


posted by マミイ at 19:53| 大阪 ☀| Comment(11) | TrackBack(5) | 法廷モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これはめちゃ名作だった。すげー引き込まれた。

陪審員ってめちゃ責任重大じゃん!ってね。

日本も裁判員制度導入されるから、めちゃ怖いですよ、僕は!!

あと、これのリメイクで、テレビ映画なんですけど「12人の怒れる男 評決の行方」ってのがあるんですけど、たぶんDVDでは出てません。ビデオで探せばあると思います。かなり面白かったですよ。ジャック・レモンにジョージ・C・スコットと名優出てました。
Posted by shit_head at 2007年04月08日 18:13
このお話、好きなんですよ〜。
高校生の時に学校が主催する文化公演で
初めて観たのです。
最初はちょっとバカにしてたのですが、
どんどんストーリーに釘付けになりました。
以来、BSとかで放映するたびに観てます。

ジャック・レモン版も観た事あります。
前にWOWOW契約してた時にやってました。
身体の動きは少ないけど、
ココロがめちゃ動きますよね。
名作ですよね〜。
Posted by マミイ at 2007年04月09日 00:38
>人が人を裁くというのは本当に難しいという事です。
>議論することができた事はとてもよかったと
今回も思いました。

本当にそう思いました。
議論が出来なければ、ヒトがヒトを裁くも何もありませんものね。
本当に面白い映画でした!

今回もお忙しい中、ご鑑賞と記事を有難うございました☆
この記事をいつもの記録にリンクさせて頂きますね〜♪

・・・今まで「ブログDEロードショー」に
第11回の「カプリコン1」以降、多くの作品にご参加頂く事が出来て、本当に嬉しかったです。

私は、今年いっぱいでこの企画のお世話を辞めさせて頂く事になりました。
来年からは宵乃さんが引き継いで下さいます。
私も いち参加者としてずっと参加してゆきますので、マミイさんもご都合の良い時には是非、ご一緒に映画を楽しみましょう〜♪

なお、リクエストいただいていた「ハイ・フェデリテイ」の、私の感想を12月11日(日)にアップしますので、もし良かったら読んでやって下さいませ〜!

今日は、私の記事へのコメントも、ありがとうございました。
お邪魔するのが遅くなって、ごめんなさい。
マミイさんは私が主宰をお願いした最後の人です♪♪♪
前回の「ジャイアント・ピーチ」本当に有難うございました!
Posted by miri at 2011年12月05日 10:15
間違えました(ペコリ)「ハイ・フィデリテイ」でした。
トシは取りたくないですよね・・・でも記事の方はちゃんと書いてありましたので、ホッとしました。

「肉体の悪魔」のTBがやっと届いたようでホッとしました☆
この記事にもTB返信させて頂いたのですが・・・なかなか届かないようで、不安です。
ヤフーの方にはfc2からは届かないそうです。
相性でしょうか?

実は、seesaaの方にはコメントを書かせてもらっても、改めてクリックすると反映されていなくて、いつも焦ります。マミイさんだけではなく、白くじらさんもです。
ネットの世界は魑魅魍魎・・・私の頭も魑魅魍魎の跋扈する世界です、きっと(爆)
Posted by miri at 2011年12月05日 12:22
miriさん、こんにちは。

本当に5分で死刑という評決に至っている裁判が
あるのかもしれないと思うとゾッとしますよね。

いつもまとめの記事をありがとうございます。
アンド、まとめ役お疲れ様でした!

『ハイ・フィデリティ』の記事も楽しみにしてますね。
(ダメ男が主人公の映画なので、どう思われたのか
ドキドキ・・・気になります!)

トラックバックは私が承認するのを忘れている場合があります。
申し訳ありません(>_<)
ネットって色んなお付き合いの輪や知識が広がって
とっても便利なのですが、使いこなすのは難しいですよね。
miriさんの頭の中で魑魅魍魎が跋扈してるのだったら
私の頭の中は更にもっとすんごい事になってるかも^^;
Posted by マミイ at 2011年12月05日 14:04
こんにちは。
この作品を再見して、彼らが検察官の立証への疑問の有無を決める前に、なければ死刑と決まっているみたいで、そういうものだったっけ?と思ってしまいました。

とはいえ、この作品のおかげで陪審員が”公平で正しい裁判が行われているか監視する目”だということはわかりました。あとはそれぞれの自覚なんですけど、そこが難しいんですよね・・・。
マミイさんの仰るとおり、
>実際にスイッチを押したり、刑が執行されたのを知る事はかなり先の話になるでしょうから。
という事なんでしょう。考えさせられました。
Posted by 宵乃 at 2011年12月05日 14:47
宵乃さん、こんにちは。

もしこの映画のように簡単に死刑が決まっていたら
ちょっと怖いですよね。

利害関係のない第三者の為にどこまで本気で
考えてあげられるか、というのは難しいような気がします。
今は冤罪の事もニュースでとりあげられるようになりましたが、
ちょっと前までは私自身も
怪しいところがあるから捕まっているんでしょ?という
考えが心の片隅にありましたから。

>実際にスイッチを押したり、
↑この文章おかしいですね。(恥
実際にスイッチを押すわけではないし、と書かなければ
陪審員がスイッチを押すみたいです^^;
ま、それはおいといて
陪審員に選ばれたとしてもどこか他人事みたいな気持ちは
きっと多くの人が持っているのかもしれませんね。
脚本を書いた人は実際に陪審員の経験をして
この作品を書き上げたそうなので。
Posted by マミイ at 2011年12月05日 16:50
こんばんは。

この作品ではすでに6日間の裁判があり、最終結論がこの12人の手に委ねられたのでしょうね。
なので有罪となると第一級殺人で死刑になるのでしょう。
とはいえ、序盤の11人にそういう緊張感がないのには驚きですね。
でも議論によって、いろいろな証言が覆っていくのは一種のサスペンスみたいで面白かったです。
ただそれが本当かどうかわからないのも恐ろしいことですね。だからこそ自分の発言には責任をもって欲しい。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
「Mr.インクレディブル」はやっぱり失敗します。何か別の要因かもしれませんね。(-"-)
Posted by 白くじら at 2011年12月05日 18:13
こんばんは!!(^^)

面白かったですね!!95分でしたっけ?
どちらかと言えば短い映画ですが、あっという間に
終わってしまいました。それだけ引き込まれてるんですよね!(^.^)

陪審員、数名の無責任さ?適当さには驚きますよね。
本当に5分で死刑が決まりそうな勢いでした(^▽^;)

しかし人が人を裁くというの本当に難しく、
重いことなんでしょうね。。今も酷い事件があれば
「死刑にしちゃえ」なんて思いますが、そうもいかないんでしょうね。。。
こうして皆さんの意見を読まさせて頂くと、色々
考えさせられます!!いいですよね!!(*^_^*)

あ、トラックバックさせてください!宜しくお願いします!!(^^)
Posted by take51 at 2011年12月05日 21:16
白くじらさん、こんにちは。

>序盤の11人にそういう緊張感がないのには驚きですね。
ですよね。
何度も観ていたはずなのですが、ここまで
緊張感がなかったのかと驚きました。
でも、私も他の冤罪のニュースを見るまでは
どうせ悪い事してるんでしょ?って
半ば決めてかかっていたかもしれません^^;

11対1からの逆転劇は手に汗握りますよね。
アクションなしで言葉だけで
こんなに心を揺さぶられる映画は少ないと思います。


「Mr.インクレディブル」・・・おぉ、そうでした!
白くじらさんに何かのトラックバックを送りたいと思って
タイトルをど忘れしてました!
小鳥頭なので許してください(>_<)
こっちからもトラックバック失敗してしまいます。
なんででしょうね?不思議です。
Posted by マミイ at 2011年12月06日 09:44
take51さん、こんにちは。

集中すると時間があっという間に過ぎてしまいますよね。
面白い作品をリクエストしてくださってありがとうございました。
前回私が選んだ『ジャイアント・ピーチ』は
かなりの変り種だったので^^;
今回は正統派の映画で皆さんお口直しができて
よかったかもしれません。笑

冤罪かもしれないとか、弁護士が無能かもしれないなんて
普段は考えもしませんよね。

ブログDEロードショーも皆さんと議論・・・というか
色んなお話をする事ができるので
とっても有意義ですよね。

トラックバックありがとうございます。
こちらからも送らせてください。
Posted by マミイ at 2011年12月06日 10:08
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