グッバイ・ガール 原題:THE GOODBYE GIRL
製作1977年アメリカ 監督:ハーバート・ロス
脚本:ニール・サイモン
出演:リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイソン、クィン・カミングス
ラブコメはベタな展開の方が安心して観れるような気がします。
(あらすじ)
ポーラは10歳の娘ルーシーとともに俳優志望の恋人トニーのアパートに同居していたが
ある時帰宅してみると家はもぬけの殻、トニーは逃げ出した後であった。
しかも、アパートは既にトニーの友人エリオットの名義になっていた。
ポーラはお金がなく行くあてもない。何とか居座る事に成功したが・・・・・。
最初はポーラが身勝手に思えて、苦手な部類の女性だと思っていましたが
何度も同じ間違いをして恋に臆病になってしまい、
予防線をはっていただけなのだと気づいてから彼女の印象がとても変わりました。
何度経験しても、いくつになっても捨てられるのって慣れるわけがないですよね。
むしろどんどん臆病になってしまう気持ちがよくわかりました。
そして、娘のルーシーがとってもいい子なのです!
親がだらしない?と、子供はしっかりするものですね。笑
エリオットが決してルーシーを子ども扱いせずに
どちらも好きだよって態度を示してくれたのがとってもよかったです。
大人の恋愛ってなんでしょうね?
いくつになっても、本気の恋には臆病になるものかもしれません。
イラストを描いている間ずっと、ASKAさんの「はじまりはいつも雨」が
頭の中で流れていました。
この映画とはなんの関係もありませんが、いい曲です。
【関連する記事】
美男美女のラブ・コメもいいのですが、こういう器量に不自由な二人の物語って、強く印象に残るんですよ。(笑)
M・メイソンだと「シンデレラ・リバティ」も切ないラブストーリーで佳作の部類だと思うけど、相手役のジェームス・カーンが「それなりにイイ男」なんで・・・。(で、J・カーンが苦手なのが印象を悪くしてる〜笑)
彼女の印象がとても変わりました>自己主張が強いのと無神経、どっちもどっちと思わせておいて、実は・・・。
その辺が、さすがN・サイモンで手だれてると思います。
「スバル」の展示会シーンが(ショー・パブのシーンも)好きです。
スポンサー枠なのか、あの下手な日本人(日系?)が、どうにかならんか!なんですけど。(笑)
(その点、今年観た「モネ・ゲーム」の日本人は、ちゃんと日本語の芝居になってたから、それだけで好感UP〜人によっては、怒り心頭だろうけど)
娘のルーシー>イラストのシーンのちょっと前、エリオットからのラブコールにあたふたする母親を尻目に、さっさと母の旅支度をするのが、実に健気。(笑)
自称26才?(でしたっけ)、の面目躍如。
「はじまりはいつも雨」>いいですよね、ロマンチックで。
でも、進展すると、「この雨女!」、「私じゃないわよ、アンタが雨男なんでしょ!」
身もフタもない・・・。(笑)
>こういう器量に不自由な二人の物語って、強く印象に残るんですよ。(笑)
役がもらえなかったりと人生バラ色でないところが共感できます。
器量に不器用な方が自分に重ねやすいです。笑
>あの下手な日本人(日系?)が、どうにかならんか!なんですけど。(笑)
70年代はあれが日本人の典型的な姿なのでしょうか?
ちょうど昨日1974年製作の『サブウェイ・パニック』のリメイク版の方を地上波放送していましたが
『サブウェイ・パニック』でも同じようなメガネの日本人が出ていたような気がします。
>さっさと母の旅支度をするのが、実に健気。(笑)
ホント、いい子でした。
また母が捨てられるかと思ってスネてるところもかわいい!
馬車のシーンもよかったです。
>でも、進展すると、「この雨女!」、「私じゃないわよ、アンタが雨男なんでしょ!」
>身もフタもない・・・。(笑)
このセリフ、エリオットとポーラでしっかり脳内再生されました!笑
確かに二人ともツッコミですねぇ。