2013年09月18日

午前0時で魔法は解ける?

LE ROI DU COEUR.jpg
まぼろしの市街戦 原題:LE ROI DU COEUR
製作1967年 フランス・イギリス 監督:フィリップ・ド・ブロカ
脚本:ダニエル・ブーランジェ、フィリップ・ド・ブロカ
出演:アラン・ベイツ、ジャン=クロード・ブリアリ、
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド


ファンタジック反戦コメディってジャケットの裏に書いてあったのですが
とっても不思議な世界観の映画でした。

(あらすじ)
第一次世界大戦末期、あるフランスの寒村にて
ドイツ軍は村を吹き飛ばせるほどの時限爆弾を仕掛けて撤退する。
イギリス軍はレジスタンスからその情報を受け取るが、暗号の最後が解読できなかった。
フランス語ができるからという理由だけでプランピック二等兵を村に潜入させるが
本物の村人たちは逃げ出した後で
村中で精神病院の患者たちが思い思いに好きな事をしていた・・・・・。


あらすじからして不思議でしょ?
音楽も明るめだし、ちょっと不思議でとってもいい感じなんです。

そしてジュヌヴィエーヴ・ビジョルドがとってもかわいいんです!
清楚 とか 可憐 って言葉はこの映画の彼女のためにある言葉ですね!!
一応娼婦役なんですけど、汚れを知らないんです。
その言葉が本当に聞こえるほどとってもかわいかったです。


真面目に反戦!とか訴えてくるのではなくって
戦争なんてアホらしい事やってる暇があるならば、
人生もっと楽しく生きた方がいいんじゃない?って問いかけてくるような映画です。
戦争屋さんと精神病院の患者・・・・・・どっちがおかしいんでしょうね?



・・・・・と、ここまで書いて鉦鼓亭さんの記事を読んだら
吹替えは広川太一郎さんがやってるという事で慌てて吹替え版で見直してみました。
確かに広川さんがいました!
でも私にとって広川太一郎さんといえば、香港映画のMr.BOOなので
もっとはっちゃけてる方が好きなんですよね。
(いや、フランス映画でMr.BOOをやっちゃったら世界観台無しなので
この映画はこれでいいんですけど。笑)

実は私は雨森雅司さんの方が気になりました。
だって、まんま、バカボンのパパなんですよ!
バカボンパパが将軍役っていうのはこの映画にバッチリはまってるんです!
うまい配役だと思いました。

という事で、この映画は吹替え版もいいです!
(一部吹替えがなく字幕になってしまいますが。)


ところで、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドは字幕版ではコクリコという名前でしたが
吹替え版ではコロンバインという名前に変わっていました。
調べてみたら、コクリコっていうのはヒナゲシの事なんですね。
言われてみれば、彼女のはいてるスカートはヒナゲシっぽいような気がしました。
コロンバインっていうのはオダマキの事なんだそうです。
画像検索もしてみましたが、ヒナゲシのイメージの方がピッタリあいました。

ついでにゼラニウム将軍もデイジー司教もみんなお花の名前なんですよね。
エグランティーヌ夫人も調べてみたら薔薇の種類であったのですが
こちらは1994年に作られた品種のようです。
(この薔薇の名前は第一次世界大戦中に、セーブ・ザ・チルドレンを創設した
慈悲深い婦人に由来しているそうなので同じところからきてるのかもしれませんが。)

戦争とお花って対極にあるような気がします。
名前からして反戦だったんですね。




posted by マミイ at 10:20| 大阪 ☀| Comment(12) | TrackBack(1) | 不思議系・難解 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは☆

イイ映画ですよね〜♪
とってもあったかいイラストです☆
(マミイさんのお気持ちが、あったかい)

私はBS2のオンエアで原語版しか知りませんが、
登場人物の名前の事は知りませんでした!!

>戦争とお花って対極にあるような気がします。
>名前からして反戦だったんですね。

本当にビックリ☆
でも、納得、素晴らしい作品です♪

それぞれの言語がちゃんとしていて良かったです!
この映画が一番「俯瞰」という言葉を思い出させてくれます☆

また刺激されたから、再見するかも〜???
マジ、罪作りなヒトですね〜(笑)


.
Posted by miri at 2013年09月18日 16:24
 マミイさん、こんばんは

役名が花の名前>今迄、何回も観てるんですけど、気が付きませんでした・・・。(汗)
「ヒナゲシ」を仏語で言うとコクリコ、英語で言うとコロンバインになるんだと思ってました。(笑)
(アメリカ版ではコロンバインなので〜大汗)

将軍がバカボンのパパ>仰るようにピッタリの配役ですね。

J・ビジョルド>この作品以外は、大概、勝気な性格の役が多い人ですね。
汚れを知らない無垢な女性だったコクリコも好きですが、僕は大人の色気が出た「大地震」や「カリブの嵐」(30年前の「パイレーツ・オブ・カビリアン」)の彼女が大好きでした。
(多分、代表作は「まぼろしの市街戦」と「1000日のアン」(アン・ブーリンの話)になるんじゃないかと思います)
Posted by 鉦鼓亭 at 2013年09月18日 23:44
miriさん、おはようございます。

>イイ映画ですよね〜♪
>とってもあったかいイラストです☆
>(マミイさんのお気持ちが、あったかい)
ありがとうございます!
今までに観た事のないような映画でした。
普段は割と、どこが反戦なんだろう?って感じる事が多いのですが(^^;
この映画はゆっくり、ゆったりとメッセージを届けてくれたから
ニブい私にもわかりました!笑

>本当にビックリ☆
>でも、納得、素晴らしい作品です♪
私も調べてみてビックリしました。
こういう奥ゆかしいところがお洒落ですよね!


>また刺激されたから、再見するかも〜???
>マジ、罪作りなヒトですね〜(笑)
えへへ、これからも罪作りなイラストを
いっぱい描けるようにがんばります!
Posted by マミイ at 2013年09月19日 06:19
鉦鼓亭さん、おはようございます。

>(アメリカ版ではコロンバインなので〜大汗)
英語だとヒナゲシはポピーになるので
ちょっと雰囲気にあいませんよね(^^;
コクリコって発音しにくかったんでしょうか?
ロッキーマウンテン・コロンバインはコロラド州の州花に指定されているらしいので
アメリカ人にはコロンバインの方がなじみが深いとか・・・・・
色々と想像しちゃいます。笑

>この作品以外は、大概、勝気な性格の役が多い人ですね。
1977年製作の『コーマ』は観た事があったのですが
やっぱり勝気だったと思います。
その時はJ・ヴィジョルドはノーチェックだったのですが
今回は見惚れてしまいました!
大人の色気・・・・・わ〜、そちらも観たいです!
ぜひともチェックしてみます!!
Posted by マミイ at 2013年09月19日 06:31
優しい笑顔を浮かべたふたりがステキです!
コクリコ役の女優さん、本当に可愛かったですよね。

この作品、大好きなんです。初見では「こんな反戦の訴え方もあったのか!」と目からうろこでした。
自然と”戦争なんてアホらしい”と思えるところが素晴らしいです。

あと、登場人物が花の名前というのは気付きませんでした。こんなところにも反戦のメッセージが込められていたとは…。
この作品がますます好きになっちゃいましたよ〜。ありがとうございます♪
Posted by 宵乃 at 2013年09月19日 11:31
マミイさん、こんばんは。
このイラストが素敵すぎて、見たくなりました。

色んな方の、色んなレビューで、知識が深まるんですね〜。
皆さんすごい。
Posted by かえるまま21 at 2013年09月19日 21:17
宵乃さん、おはようございます。

>優しい笑顔を浮かべたふたりがステキです!
ありがとうございます!
ホント、この二人はベストカップルだと思いました。

>コクリコ役の女優さん、本当に可愛かったですよね。
ね〜、本当にかわいかったです。
J・ビジョルドは今まで3作品ほど観た事があって
カワイイなぁとは思っていたのですが
今回はズキュン!って胸を射抜かれるほどかわいかったです。

>初見では「こんな反戦の訴え方もあったのか!」と目からうろこでした。
戦争自体をアホらしいと思わせてくれるっていうのは私も初体験でした。
残酷な描写がなくっても反戦って伝えられるんですね。

>この作品がますます好きになっちゃいましたよ〜。
そう言っていただけると、調べてよかったです!
Posted by マミイ at 2013年09月20日 06:22
かえるままさん、おはようございます。

>このイラストが素敵すぎて、見たくなりました。
ありがとうございます!
ホント、はにかんだ笑顔が素敵なので
機会があればご覧になってみてください。
来年の終戦記念日にどうかしら?・・・なぁんて。
残酷な映像なしに反戦を訴えるってすごい作品だと思います。

>色んな方の、色んなレビューで、知識が深まるんですね〜。
>皆さんすごい。
ホント、そうですよね。
自分が書いた感想だけではここまで深く考える事はできないと思います。
かえるままさんの桃太郎の記事もおもしろかったです。
コメントのやりとりなどでどんどん話や知識が広がっていくのが
ブログの素敵なところですよね!
Posted by マミイ at 2013年09月20日 06:29
こんばんは☆

再見しましたよ〜罪作りさん♪
イラストの場面、本当に良いシーンで、マミイさんの優しさがまたまた伝わってきました☆

今回はせっかくなので、お花の名前等に注目して見ました。
BS2のオンエアの(フランス原語版)では、あの女性は「野バラ夫人」となっていました。
公爵のお名前が「ツメクサ」となっていました。

マミイさんのお陰で楽しくも不思議な世界に舞い戻れました・笑。本当に有難う〜!
今回の記事は書きませんが、初見時感想があるので、もしお時間頂けたらお願いします。(URL)


.
Posted by miri at 2013年09月20日 19:47
ご参考までに

「カリブの嵐」
ダイジェスト版でラストが出てるので8:00辺りで止めるのが賢明かと。
http://www.youtube.com/watch?v=FIEGa2R4l9o

こちらはアカデミー主演女優賞にノミネートされた作品
「1000日のアン」
http://www.youtube.com/watch?v=P-dAf5CSukk
Posted by 鉦鼓亭 at 2013年09月20日 23:55
miriさん、おはようございます。

>再見しましたよ〜罪作りさん♪
>イラストの場面、本当に良いシーンで、マミイさんの優しさがまたまた伝わってきました☆
わお!仕事がはやいです!!
私ってば罪作りだわ〜・・・・じゃなくって、笑
そう言っていただけるとこれからもイラストがんばるぞ〜!って気になれます!!

>BS2のオンエアの(フランス原語版)では、あの女性は「野バラ夫人」となっていました。
>公爵のお名前が「ツメクサ」となっていました。
新たな情報をありがとうございます!
DVDの字幕には公爵の名前はでなかったと思うので参考になります!
(ジャケットにも公爵としか書いていませんでした。)
ツメクサはどこから出てきたのかしら?
そういうのを考えるのも楽しいですね。

>マミイさんのお陰で楽しくも不思議な世界に舞い戻れました・笑。本当に有難う〜!
>今回の記事は書きませんが、初見時感想があるので、もしお時間頂けたらお願いします。(URL)
こちらこそ、そう言っていただけて
この記事を書いた甲斐があったと喜んでいます。
初見時の感想を読みに、今からお邪魔しますね〜!
Posted by マミイ at 2013年09月21日 07:09
鉦鼓亭さん、おはようございます。
youtubeのご紹介ありがとうございます。
この連休は旅行に行くので
(あと1時間で家を出なきゃいけないのに
荷物も準備せずにネットをしてます(^^;)
帰ってからゆっくりと観てみますね!
Posted by マミイ at 2013年09月21日 07:20
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「まぼろしの市街戦」&広川太一郎
Excerpt:  広川太一郎>思えば罪な人でもあります。  「お熱いのがお好き」(B・ワイルダー 1959年)  「グレート・レース」(B・エドワーズ 1965年)  「まぼろしの市街戦」  「大陸横断超特急」 (..
Weblog: セピア色の映画手帳
Tracked: 2013-09-19 00:43

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