ルートヴィヒ 原題:LUDWIG
製作1972年 イタリア・西ドイツ・フランス
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ、エンリコ・メディオーリ、
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
出演:ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー
上映時間240分です!
最後まで観た自分をほめてあげたいです。笑
でも、どこを削るかっていうと、削る部分はないような・・・
(とはいえ、監督自身や第三者による編集版もあったようですが)
見ごたえのある作品でした。
(あらすじ)
ルートヴィヒ2世は19歳の若さでバイエルン国王となる。
ワーグナーを招聘し、城を建設し国庫を圧迫し・・・・・。
若く美しい王様が、段々と苦悩を浮かべ変貌していく様にひきこまれました。
ヘルムート・バーガー熱演です。
一番欲しかったモノは手に入らなかったかもしれないけれど、
色んな人に愛されて、傍から見る分には彼は十分幸せだったと思うのに
それに気づくことはなかったのかもしれません。
人間って難しいですね。
歴史絵巻を観たような、
豪華絢爛なお城、庭にみとれました。
観終わってからウィキペディアを調べたにわかファンですが(^^;
ノイシュヴァンシュタイン城ってルートヴィヒが建設させたんですね。
他にも2つお城を建築させようとしたのだとか。
どこのお城か忘れましたけど、
あの白鳥の湖みたいな洞窟がすごいステキでした。
(『タンホイザー』がモデルらしいですけど。)
ワーグナーは某小説の影響で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』しか
ちゃんと聴いたことはなかったのですが、
ルートヴィヒが魅了された『ローエングリン』も
今度聴いてみたいと思いました。
昨夜はコメントを有難うございました☆
>若く美しい王様が、段々と苦悩を浮かべ変貌していく様にひきこまれました。
>ヘルムート・バーガー熱演です。
仰るとおりですね〜!
>・・・それに気づくことはなかったのかもしれません。
>人間って難しいですね。
だんだん「こわれて」いきましたね・・・。
>歴史絵巻を観たような、
>豪華絢爛なお城、庭にみとれました。
舞台も調度品も美しかったですね☆
イラストの王冠も、載っている椅子も素晴らしいですよ〜♪
>あの白鳥の湖みたいな洞窟がすごいステキでした。
ため息が出ましたね・・・。
>ルートヴィヒが魅了された『ローエングリン』も今度聴いてみたいと思いました。
音楽家って今年見た映画でも思いましたが(モーツアルトとか数人)
このワーグナーも、皆、私生活がふつーの人はいませんね〜!
そういうこと知らずに、音楽にだけ耳を傾けたいと思いました・・・。
.
>だんだん「こわれて」いきましたね・・・。
そうですよね・・・・・。
庶民としては生きていけない人だから
ああなるのは必然だったのかもしれないけれど、
でも、哀しかったです。
>イラストの王冠も、載っている椅子も素晴らしいですよ〜♪
ありがとうございます!
戴冠式の時の王冠だったのですが、
これを初めてかぶった時と最後は気持ちがどれだけ変化してたのでしょうね。
>このワーグナーも、皆、私生活がふつーの人はいませんね〜!
音楽家、画家、作家・・・・・芸術家のセンセー達は
凡人とは違う感覚をお持ちですよね。
繊細な感覚を持っているから人の心を打つ作品ができるのかもしれませんが
一般人には理解できない世界ですよね(^^;
ヴィスコンティ監督は貴族は貴族として、
庶民は庶民として描く人ですよね。
両極端のようでいて、どちらも人間
根っこは同じなんでしょうか?
「ベリッシマ」も好きな作品です。
ブログを始める前に一度だけ
「揺れる大地」を観たことがあるのですが
こちらも長いけれどひきこまれました。
またいつか再見したいと思っている作品です。