
若者のすべて 原題:ROCCO E I SUOI FRATELLI
製作1960年 イタリア・フランス 監督:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:ジョバンニ・テストーリ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、
パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザ、
エンリコ・メディオーリ
出演:アラン・ドロン、アニー・ジラルド、クラウディア・カルディナーレ
2月ごろに録画してあったのですが、
3時間ぐらいあるのでなかなか観る機会に恵まれず、夏休みにやっと観る事ができました。
(あらすじ)
長兄のヴィンチェンツォを頼って田舎からミラノへやってきた母と
シモーネ、ロッコ、チーロ、ルーカの四兄弟。
ヴィンチェンツォは結婚話が破談しそうになり、
シモーネとロッコは生計を立てるためにボクシングを始める・・・・・。
基本はパロンディ一家の兄弟の話ですが
原題が「ロッコと彼の兄弟たち」なので
アラン・ドロン演じるロッコを中心に話は進んでいきます。
終盤でチーロが「ロッコは優しすぎる」みたいな事を言っていますが、
アラン・ドロンは繊細な美青年って感じでした。
家族のためなら嫌いなボクシングもがんばるし、
兄のシモーネを必死に守ろうとしたり・・・・・。
それにしても、この兄がろくでなしったらありゃしない!
ロッコがシモーネに優しくしようとすればするほど、
ナディアの気持ちを踏みにじってしまう事に気づかないんでしょうね。
俺さえ我慢すれば・・・・・って気持ちに酔ってるように見えなくもあらず、でした。
昨今も叱らない育児とか流行ってるみたいですけど、
やっぱり悪い事をした時にはガツンといかないといけないんじゃないでしょうか。
(暴力に訴えるとかではなくって・・・・・。)
3時間近くあったのですが、一気に観ちゃいました。
あまり目立たなかったけれど、
私的にはチーロの気持ちに一番近いような気がします。
末弟のルーカの今後も気になります。
色んなお兄ちゃんの言動を見て、
彼はどんな男に成長していくのでしょうか・・・・・。
いいところは見習って、悪いところは反面教師として
彼なりにがんばっていってほしいです。
イラスト、男前ですね〜、実物よりカッコいいかも!
この作品はロッコとシモーネにムカつきすぎて、冷静に観られなかったです。
仰るとおり、ロッコは自分に酔ってましたよね。
何でも許す事が優しさだと思ってるような奴は大っ嫌いです。
>私的にはチーロの気持ちに一番近いような気がします。
末弟のルーカの今後も気になります。
色んなお兄ちゃんの言動を見て、
彼はどんな男に成長していくのでしょうか・・・・・。
下の兄弟ですよね…チーロはロッコに何か叫んで走り去ったりしてましたっけ?
記憶が薄れまくってます(苦笑)
末弟もだんだんと兄たちのした事を理解していって、ショックを受けるのかな…。たくましく育ってほしいです。
>イラスト、男前ですね〜、実物よりカッコいいかも!
ありがとうございます!
>何でも許す事が優しさだと思ってるような奴は大っ嫌いです。
許すならば、ちゃんとフォローというか
後々の事まで考えてやらないとダメだと思います。
>チーロはロッコに何か叫んで走り去ったりしてましたっけ?
ラスト、ルーカ(末弟)がチーロ(4番目)に
「今晩家に帰っておいでよ!」みたいな事を言って走り去ってました。
下の兄弟はあんまり出番がないから名前が覚えにくかったです(^^;
>たくましく育ってほしいです。
彼らの未来、というか日常はまだまだ続いていくって感じの終わり方なので
まっすぐ歩んでほしいなぁと思いました。
チーロが上3人に比べるとかなり堅実な人間なので
(長兄もちょっと頼りなさすぎでした(^^;)
大丈夫かな、とは思いました。