レディ・イン・ザ・ウォーター 原題：LADY IN THE WATER
製作2006年アメリカ 監督：Ｍ・ナイト・シャマラン
脚本：Ｍ・ナイト・シャマラン
出演：ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード
実はワタクシ、シャマラン監督作品初体験でございます。
そのおかげか？な〜んの先入観もなく観ることができました。
シャマランワールド・・・なかなかおもしろかったです。
他の作品もチェックしなくちゃなぁ。
（あらすじ）
凡庸なアパート管理人クリーブランドの元にある日突然
「ブルーワールド」という世界から
『ストーリー』という女性がやってきた。
クリーブランドはアパートの住人と協力して
ストーリーを元の世界に帰そうとするが・・・・・。
初めに言っておきます。
この物語は『おとぎ話』です。
子供たちに夜、寝る前にするあのお話です。
大きな桃が川上からどんぶらこと流れてきても、
竹の中に小さな女の子が入っていても、
鶴が部屋で自分の羽を抜いて綺麗な反物を織ったとしても、
そういうお話なのです。
３歳児じゃないんだから「なんで？」なんて無粋なことを
思っちゃいけません。
ある日突然目の前に現れた異世界の女性・・・・・
アパートの住人はほとんど何の説明もなくその事を受け入れます。
そしてそれぞれが定められた役割を演じます。
だって、おとぎ話なんだもん！
クリーブランドを演じるポール・ジアマッティ、
平々凡々、できれば善人になりたいと願う普通の男性を
見事に演じてます。
なぜ、見事かというと私が彼を観たのは『アメリカン・スプレンダー』。
このオッサンは絶対、世の中に対して不平不満を抱いてるぞって
風貌をしてたのです。
今回はそんなオーラ、微塵も感じませんでした。
本作品において私的にツボだったのは
「あなたはこの世界を変える種をまく人よ。」みたいなコトを言われる
若手作家の役をシャマラン本人が演じていることと、
あれこれ勝手に決め付ける発言をする映画評論家の役が出てたことです。
これは暗にシャマランの映画を勝手に批評する人々の事を
皮肉っているのでしょうか？
・・・・・こんな風に深読みする私も彼の手のひらの上で
転がされてるんだろうなぁ（笑）
おとぎ話なだけに、何度も何度も語ってもらうと
だんだんと味の出る作品なのかもしれません。
だから、一回観ただけでこんな感想書いちゃいけないのかも・・・
と思いつつ、勝手に書いちゃうも〜ん！
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よかったでしょ?シャマランの天才的演出が全編で光ってた。
ストーリーとか「おとぎ話」ってことで何でもアリにしちゃってるところが天才的！！おとぎ話って設定にしてれば、リアリティとかまったく必要ないしね。
最後に「ストーリー」が言ったとおりに、三人の怪物が降りてきて、悪い狼ばバコバコ殴りつけてやっつけたとこなんて感動でしたよ。
「おー！！ホントに出てきたぞー！」ってなりました。
シャマランの映画はどんどん進化してますね。
マミィさんは、これが初めてのシャマラン体験だったんですねー。
オススメは全部ですが、中でも「アンブレイカブル」「サイン」は必見ですよ。
ストーリーとかビックリしますよ。あらゆる意味で。
シャマランは怖い映画作る人なんだと思って
勝手に敬遠してました。もったいない！
（私は『エミリー・ローズ』や『アザーズ』観る時に
怖くって隣りで寝てる子供の手を握りながら観た
ヘタレですから・・・（笑）
この人はまずお話ありき・・・なんですね。
他の作品もすっごく観てみたいです。
『ヴィレッジ』と調べてみたらシャラマン監督作品は
ほとんど見てました。
ただ、『シックスセンス』以外の作品はほとんど印象
に残ってないんです。
『サイン』はものすごく話題になり興行的には成功し
たんですが、酷評されてました。
『アンブレイカブル』も『ヴィレッジ』も同様です。
『シックスセンス』があまりにも良すぎたのとキャス
ティングに人気俳優を起用しているのでどの作品も話
題にはなるんですけどねぇ・・・
『レディ・イン･ザ・ウォーター』はしんのすけも見てみたいです。
たくさん観てるのですね。
そう、有名ですよね。
私もタイトルだけは知ってます。
『ヴィレッジ』は盗作疑惑まで出てましたね。
とりあえず実家にいる間にレンタルしてこようと思います。
ジャック・ブラック祭りの次はシャマラン祭り！
『レディ・・・』を観る時は
おとぎ話をせがむ子供のように純粋なココロで
ぜひ観て下さい＾＾