2013年07月08日

幸せってなんだろう

La Chartreuse de Parme.jpg
パルムの僧院 原題:LA CHATREUSE DE PARME
製作1947年 フランス 監督:クリスチャン=ジャック
原作:スタンダール
脚本:ピエール・ヴェリ、ピエール・ジャリ、クリスチャン=ジャック
出演:ジェラール・フィリップ、マリア・カザレス


何日か前に観終わっていたのですが、なかなか感想を書く気になれず
かと言っておもしろくないわけではなく、むしろその逆で
考えれば考えるほど深い作品だなぁと思いました。

(あらすじ)
青年ファプリスは伯母であるサンセヴェリナ公爵夫人のいる
パルム公国へと帰ってくる。
サンセヴェリナ公爵夫人は首相の愛人であったが
美しく成長したファブリスを見て恋心を抱く。
ファブリスはいまだ真実の愛を知らず・・・・・。


遊び人ってわけではないのですが、
真実の愛を知らぬ青年ファブリスはあちこちの女性に手を出します。
どっちかというと「女がほっとかない」男性です。
ジェラール・フィリップでないと出せない魅力です。

すったもんだがありまして、
(手抜きな説明ですみません(^^;)
ファブリスはパルムの牢獄に幽閉されてしまい
伯母は彼を助けようとして画策するのですが、
当のファブリスはそこで真実の愛に目覚めてしまうのです。
檻の中で彼女を見つめる幸せそうなファブリスの顔・・・・・
(ホントはココを描きたかったのですが、画力不足で断念(>_<)
彼が幸せである事がわかる素晴らしい演技です♪

一方、伯母は首相だけでなく、国王からも好かれてモテモテなのですが
当のファブリスには振り向いてもらえぬ
ある意味では不幸な女性です。

傍から見て幸せそうに見えたとしても
(または不幸そうに見えたとしても)
必ずしもそうとは限らないのだなぁと
改めて思い知らされた映画でした。

3時間近くある長〜〜い映画ですが、
ジェラール様がたくさん出てるし観れてよかったです。
原作には・・・・たぶん到達できないと思います(^^;
(「赤と黒」も読んでみたいんですけどねぇ・・・・・。)


posted by マミイ at 23:56| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは☆
マミイさん、凄いです〜!
あらすじをちゃんと書かれて、ご立派!!!

>傍から見て幸せそうに見えたとしても
>(または不幸そうに見えたとしても)
>必ずしもそうとは限らないのだなぁと
>改めて思い知らされた映画でした。

いや全く深いお言葉です☆
スタンダールさんもお喜びのことと思います♪

イラスト、素晴らしいです!
遠景ですが、この通りでした!!!

ジェラールさまは、あの縄で降りるシーンを
代役ナシでなさって、手にかなり酷い怪我をなさったそうです☆
脱帽ですね〜!


Posted by miri at 2013年07月09日 14:42
miriさん、こんにちは。

>あらすじをちゃんと書かれて、ご立派!!!
古い作品だからか、間違って書かれているサイトが多かったです。
原作のあらすじなのかもしれませんが、読んで確認する気にもならず(^^;

>いや全く深いお言葉です☆
>スタンダールさんもお喜びのことと思います♪
ありがとうございます。
タイトルの「パルムの僧院」同様に
スタンダールさんも最後の最後でセリフの中に登場していました。
でも、考えれば考えるほど深いセリフだなぁとうなってしまいました。

>イラスト、素晴らしいです!
>遠景ですが、この通りでした!!!
ありがとうございます♪
本音はジェラール様を描きたいんですけど、なかなか難しいですね。

>ジェラールさまは、あの縄で降りるシーンを
>代役ナシでなさって、手にかなり酷い怪我をなさったそうです☆
>脱帽ですね〜!
すごいですね!
あのシーンもドキドキしながら観てました。
縄で怪我なんて痛いだろうに・・・・(>_<)
さすがの役者魂ですね。
聞かせてくださってありがとうございました。
Posted by マミイ at 2013年07月10日 12:08
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