ギルバート・グレイプ 原題:WHAT'S EATING GILBERT GRAPE
製作1993年 アメリカ 監督:ラッセ・ハルストレム
原作:ピーター・ヘッジズ
脚本:ピーター・ヘッジズ
出演:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス
レオナルド・ディカプリオ
前も観た事があるのですが、いい話はいい話なのですが
なぜか私は素直に感激できないのです。
(あらすじ)
アメリカ中西部で暮らす青年、ギルバート・グレイプ。
彼は過食症で歩くのも大変な巨漢の母と
もうじき18歳になる知的障害の弟と姉、妹の5人暮らし。
父は自宅の地下室で首をつって自殺した。
大型スーパー出店にあえぐ昔からの食料店で働きながら
家計を支えている。
閉塞的で何もない町だが、ギルバートは町を出ることはない。
そんな中、祖母とトレーラーで旅をするベッキーと出会い・・・。
苦悩しながらも一生懸命前向きに生きるギルバート。
ジョニデの抑えた演技が光ってます。
無垢なる弟、アーニーを演じたディカプリオもすごいです。
この映画を私が好きになれない点・・・・・
家族が呪縛、重荷になってしまっていることです。
ギルバートはその事に対して不平不満を言うことはないです。
むしろ、家族をとても大切に思っていることがヒシヒシと伝わります。
愛しているのに重荷にしかなれない存在・・・・・
だからこそ、哀しかったのかな〜。
うちの家族は一家離散状態なので(笑)
だからこそ、映画の中ではキレイな家族、理想の家族を
観たいのかもしれません。
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気分が落ちている時に、観たくなる作品ですね。
物語の舞台が、アメリカの大部分であろうド田舎。
果てしない地平線と美しい風景が描写されているのにも関わらず、画面を覆う物凄い閉塞感で息が詰まりそうになります。
ただ、ラスト30分でカタルシスが味わえるのが良いですね。
破壊願望と放浪癖があるせいか、ラストシーンが旅立ちである作品には、好印象を持ちます。
離れ離れでも、亡くなってしまっても、家族は家族であり続けるんだな、と、思える一本です。
お返事遅くなってすみません。
閉塞感はすばらしいものがありますね。
私はカタルシスを味わうまでに挫折してしまいそうになります。(笑)
ジョニーが本当に普通のおにいちゃん・・・・・
どこにでもいるようなオーラのない隣のお兄ちゃんを
演じていたのが印象的です。
どんな形でも家族は家族、なんですよね。