恐るべき子供たち 原題:LES ENFANTS TERRIBLES
製作1950年 フランス 監督:ジャン=ピエール・メルビル
原作:ジャン・コクトー
脚本:ジャン・コクトー、ジャン=ピエール・メルビル
出演:ニコール・ステファーヌ、エドアール・デルミ、
ルネ・コジマ、ジャック・ベルナール
『禁じられた遊び』を観た後で
タイトルにひかれて観てみる事にしました。
(あらすじ)
ポールはあこがれのダルジュロスに近づこうとするが
石が入った雪球をぶつけられ倒れてしまい
それがきっかけで学校をやめる事になる。
ポールと姉エリザベートはお互いを罵り合いながらも実は仲が良く
ポールの友人ジェラールはそれを見ているだけだった。
ポール達の母は死んでしまうが「奇跡」により子供たちだけの世界は続き・・・・。
私が思っていた「子供」よりも役者さんたちの年齢層が上でした。
そのとまどいは溝となってしまい、
残念ながらその溝をとび超える事は私にはできませんでした。
姉弟が軸となってお話がすすむのですが、
実はこの姉弟が好きになれませんでした。
口が悪い人は苦手です(^^;
他のサイトに書いてあるあらすじを読みましたが、小説を軸に書いているのか
観ている最中は私はあそこまで彼女たちの心を読み取る事ができませんでした(^^;
調べてみたら萩尾望都さんが同名の漫画を描いてあるので
彼女の描く少年の透明感、画風が私のイメージ通りだったので読んでみました。
結果、映画よりも漫画の方が理解しやすかったです。
映画はコクトーがナレーションしておしまいって感じの部分が多かったので
夢幻の世界に「迷い込む」遊びとか姉の「奇跡」体質だとか
重要な部分がわかりにくかったように思いました。
ポールは15歳だけど、見た目は19歳に見えるとも書いてあったので
一応俳優さんたちの見た目も原作通りなのかしら。
学校もちょっとしか出てこないのでそこから年齢を判断しろなんて難しい話だと思います。
そして何より漫画ではケンカの声が聞こえないのが一番よかったです。笑
危うげな子供の世界にのめりこむ4人の関係とか
原作を読んでみたくなりました。
(最近は時間がないのでとてもじゃないが原作まで手が回りません(ToT)
>残念ながらその溝をとび超える事は私にはできませんでした。
>姉弟が軸となってお話がすすむのですが、
>実はこの姉弟が好きになれませんでした。
まぁ好きになれる人はあんまりいないと思います。
この映画に対してとっても真摯な記事で、感激しました!
漫画まで読まれて、凄いです〜♪
イラストが、すっごくこの映画の雰囲気を現わしていてステキです☆
原作は、お時間がなければパスなさって下さいね〜!
>この映画に対してとっても真摯な記事で、感激しました!
>漫画まで読まれて、凄いです〜♪
映画はあんまり・・・でしたが(^^;
世界観とかは好みのお話なのだろうと思います。
(とはいえ、原作を読んでいないのでわかりませんが。)
萩尾望都さんの漫画は割と好きで時々読んでます。
(代表作の「ポーの一族」は超有名なのに未読ですが(^^;)
萩尾さんはコクトー好きらしく、すごくわかりやすかったです。
>イラストが、すっごくこの映画の雰囲気を現わしていてステキです☆
ありがとうございます!
弟は起きてる時は悪態ばかりで嫌気がさしたので
寝てもらいました。笑
>原作は、お時間がなければパスなさって下さいね〜!
そうですね!
今はもっと、やりたい事がたっくさ〜〜〜んあるので
それらがすべて片付いた時の楽しみにしようと思います。