みじかくも美しく燃え 原題:ELVIRA MADIGAN
製作1967年 スウェーデン 監督:ボー・ウィデルベルイ
脚本:ボー・ウィデルベルイ
出演:ピア・デゲルマルク、トミー・ベルグレン
実生活では惚れたはれたとはとんとご無沙汰なので(^^;
こういう恋物語ってついつい見入ってしまいます。
美しいモーツァルトの旋律に、美しいスウェーデンの風景、
美しいヒロインがまぶしい映画でした。
(あらすじ)
伯爵のスパーレ中尉はサーカスの花形エルヴィラと恋に落ち
妻子を捨て軍隊を脱走し逃避行を続ける。
徐々に所持金が尽きた二人は・・・・・。
お話は悲恋というか、
こんな甲斐性なしの男に惚れたのが運の尽きというか
(でも、川にゴメンねってメッセージを書いた紙を流したりとか
卵泥棒した時に髪の毛に鶏の毛をつけて帰ってきたりとか
いちいちカワイイんです!ちょっとほっとけないタイプ(^^;)
最初のイチャついてる場面から既に悲壮感が漂っていました。
・・・・・と、こう書くと楽しめなかったように思うかもしれませんが
むしろ逆で、美しさを堪能しました。
19世紀に実際にあった事件が元になっているらしいです。
妻子を捨てた不倫関係なのに、ドロドロしていません。
むしろおままごとみたいな純愛に見えてしまう不思議。
ヒロインのピア・デゲルマルクのせいでしょうか?
【関連する記事】
>実生活では惚れたはれたとはとんとご無沙汰なので(^^;
またまたそんなこと仰って〜(笑)。
イラストも記事も、全体的にマミイさんのお優しいお気持ちが伝わってきました☆
大昔から有名な作品で、昨年初見しましたが、
マミイさんのようには・・・ちょっと思えませんでした(笑)。
>ヒロインのピア・デゲルマルクのせいでしょうか?
まぁ大きな要因でしょうね〜。
彼女とタイトルだけでうん十年日本人の心を引っ張ってきた感じで(笑)
私よりちょっと上の世代に大人気のある作品だと思います☆
ハッキリ書きますと、幼ない子供を捨てる人間はダメです!
まぁ、それ以外は、たしかにマミイさんの仰るような作品だと思います。
私はこの作品は、音楽と演技だけの遠景の、サイレント映画に通じる描写が
本当に秀逸だったと思っています♪(子供が大きければ良かったんですけど・・・)
こんな甲斐性なしの男に惚れたのが運の尽き>爆笑!
伯爵家のご令息は、小判が勝手に天井から落ちてくる、と思ってたのかな。(笑)
美しさを堪能しました>この作品の目的は、まさしくソレで、美男美女、美しい画面と綺麗な音楽に浸ることが出来ればOKなんだと思います。
貼って頂いた「21番第2楽章」は、いいですねぇ。
凄く雰囲気があって、今迄、聞いた中で一番いいです。。
でも、ここまでスローテンポの第2楽章は初めてでした。
この曲、僕のイメージは貴族のお屋敷で行われる舞踏会の夜。夕闇迫る大玄関、幾つもの篝火、続々到着する4頭立て馬車、降り立つ紳士と華やかに着飾った貴婦人。
(このスローテンポだと、ちょっとイメージに合わないのだけど)
実は、この曲、結婚式の時、お客様達のウェイティング・ルームにBGMとして流してたんですよ。(汗)
>ハッキリ書きますと、幼ない子供を捨てる人間はダメです!
そうなんです。ダメですよね。
そうなんですけど・・・この作品はそういう浮世の汚い部分が見えにくいつくりになっていて
二人だけの世界に没頭できたんです。
全然違うかもしれませんが
『禁じられた遊び』の幼い二人に通じる部分があるような気がしました。
(という事で、次の記事は『禁じられた遊び』の再見感想を書きます。)
>私はこの作品は、音楽と演技だけの遠景の、サイレント映画に通じる描写が
>本当に秀逸だったと思っています♪
音楽と光とか、詳しい事はわかりませんが、
それでも何だか心に残る映画でした。
>美男美女、美しい画面と綺麗な音楽に浸ることが出来ればOKなんだと思います。
美しい映画でしたね。
詳細を忘れ思い出になればなるほど、
ますます美しくなっていくような気がします。
>凄く雰囲気があって、今迄、聞いた中で一番いいです。。
>でも、ここまでスローテンポの第2楽章は初めてでした。
聴いて心地よかったのと、風景がキレイだったので選びました。
スローテンポだったんですね。
たしかにこのテンポだと舞踏会にはちょっと使えませんね。
馬が到着する前に居眠りしちゃいそう(^^;
>結婚式の時、お客様達のウェイティング・ルームにBGMとして流してたんですよ。(汗)
あはは、映画を知ってるお客様は二人の行く末を密かに案じていたとか!?