ファーゴ 原題:FARGO
製作1996年 アメリカ 監督:ジョエル・コーエン
脚本:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
出演:ウィリアム・H・メイシー、スティーブ・ブシェミ
フランシス・マクドーマンド
なんでもそうですが、きっかけはほんの些細な事、
ちょっとした軽い気持ちからだと思うのです。
それがえらい事件に発展していきます。
後悔、先に立たずですね。
(今回の感想は物語の核心に触れている部分があるので
未見の方はご注意ください。)
(あらすじ)
ノースダコタ州の小さな町、ファーゴ。
義父の自動車販売店で働くうだつのあがらない中年男ジェリーは
2人組の男に自分の妻の偽装誘拐を依頼、
義父から金をまきあげようとする。
簡単に思えた誘拐だが、途中で警官や目撃者を
殺してしまったところから、物語はおかしな方向に
転がっていくのであった・・・・・。
私はダメ男は割りと好きなほうなのですが、この主人公の
ジュリーはホントにダメです!
イライラするくらい仕事もできないから、
義父にもバカにされてるし・・・。
うだつのあがらない中年男をウィリアム・H・メイシーが
好演しています。
また、犯人役のスティーブ・ブシェミ、
犯人の特徴を聞かれた目撃者がみんな
「変な顔だった。」って証言してるのが少しおかしかったです。
確かに彼は気になる顔をしている・・・・・。
あと、エンドロールにプリンスの変な?マークが出てたような。
役名は「Victim in field」・・・死体の役?
ミネアポリスサウンドの中心的存在だから出演してるの?
(ファーゴだけでなくミネアポリスも映画の舞台となってます。)
ヒトがたくさん死んで暗〜いキモチで映画を観終えたのですが、
後で知ってものすごくビックリするようなコトがありました。
以下、ネタばれです。
冒頭で『この映画は実話を基にしている・・・』
って出るんですが、実はコレはウソ!
大部分は創作らしいです。
コレを知った時はもう、やられた!って思いました。
実話だと思いながら事件を追っていくのと
最初から作り話だとタカをくくって観るのでは
心構えが違うというのを痛感しました。