
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
原題:BUENA VISTA SOCIAL CLUB
製作1999年 アメリカ 監督:ヴィム・ヴェンダース
今月のブログDEロードショーは本作でした。
キューバ音楽には詳しくはないのですが、
なんとなく観たいなぁと思ったまま
そのままスルーしていたので、今回いい機会になってよかったです。
ライ・クーダーが中心となり、キューバの老ミュージシャンと結成したバンドが
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブです。
彼らのセッション、コンサート風景、インタビューなどで構成されています。
まったく知らない人達ばかりでしたけど、
人に歴史あり・・・・粋なお年寄り、いや、年齢を感じさせない
彼らのパワーに圧倒されました。
ライ・クーダー・・・・・も私は実はそんなに知らなくて
初めて名前を知ったのは古谷三敏の漫画「BARレモン・ハート」だったりします。
(という事で、本物のボトルネック奏法が聞けて嬉しかったです。)
元々のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブというのは
1940年代のキューバに実在した会員制の音楽クラブらしいです。
今はもう、建物すら存在していません。
そこで実際に演奏していたというのだから、年季が違います!
御年90歳超なんて方もいらっしゃって、その元気さに頭が下がりました。
90歳過ぎて「人生には女と花とロマンスが大事さ。」なんて洒落た事、
なかなか言えませんよね。
歌自体は知らなくても、体が勝手に動いちゃうような
ラテンのリズムが心地よかったです。
(どうでもいいですが、ジプシー・キングスにも音の雰囲気が似てるなと思い
調べてみたら、ギプシー・キングスはフランスのバンドだと知ってビックリしました。)
コンサート風景よりも私は道端とかでいきなり歌いだして
全然知らないおばちゃんとノリノリでデュエットしちゃうところとか、
彼らの日常には音楽があふれているのだなぁ・・・・・と感じられるところが好きでした。
彼ら自身が心から音楽を楽しみ、愛しているからこそ
こちらにもそれが伝わるのだと思います。
ラベル:ヴィム・ヴェンダース
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彼らのパワーに圧倒されました>
「年寄り達の音楽物語」だと思って最初借りたんです、ドキュメンタリーとは知らなかった。(笑)
だから、リアルな年寄りパワーとテクニックに吃驚しました。
ピアノの人なんて歩く姿はヨボヨボなのに、ピアノの前に座るとシャキッとして綺麗で素晴らしい音を溢れさせてくるし、「な、何者?」でした。
年季>本当に、いい年季が入ってました。
生活の為にテキトーに音楽をしてきたんじゃなくて、生活の為に一生懸命、音楽と向き合ってきたんでしょうね。
普段、テキトーだったら急に大舞台に引っ張り出されたって、直ぐ本領発揮なんて出来ないと思います。
音楽が好きで、その自分の音で人を楽しませる事ができて、自分も楽しい。
苦労と努力の結果なんだけど、素敵な道を歩いてきた人達で、ちょっぴり羨ましく感じてしまいました。
キューバの風景がいいアクセントになってましたね。
街が小汚くて、何か物騒っぽくても、あの海と明るい太陽の下で暮らしてる人達の音楽だなァと実感できます。
企画に参加して頂き、ありがとうございました!
>私は道端とかでいきなり歌いだして
全然知らないおばちゃんとノリノリでデュエットしちゃうところとか、
彼らの日常には音楽があふれているのだなぁ・・・・・と感じられるところが好きでした。
自分もあそこのシーン好きです。
自然と、音楽が溶け込んでいるような
街の風景も含めて
“幸せ”とか“年齢”とかも考えてしまいました。
あと『BARレモン・ハート』のボトルネック奏法の回・・・
「マスターってなんでも詳しいよな〜」って思いながら読んだのを思い出しました。
それでは!
この度はリクエストしてくださってありがとうございました。
>ピアノの人なんて歩く姿はヨボヨボなのに、ピアノの前に座るとシャキッとして
>綺麗で素晴らしい音を溢れさせてくるし、「な、何者?」でした。
どの人もすばらしかったですね。
とても自然に奏でる音がどれもすばらしくて、聞き入ってしまいました。
>普段、テキトーだったら急に大舞台に引っ張り出されたって、
>直ぐ本領発揮なんて出来ないと思います。
本当にそうですね。
何十年ものブランクを感じさせないどころか
年齢を経た円熟さを味わうことができたような気がします。
普段から音楽に触れていないとできない技ですよね。
>街が小汚くて、何か物騒っぽくても、あの海と明るい太陽の下で暮らしてる人達の
>音楽だなァと実感できます。
あはは!
野良犬もしっかりと自分も街の一員だって顔をしてました。
(実は野良犬を描きたかったですが、
さすがに主役ではないのでやめときました。笑)
生活に根差した音楽って感じがしました。
>自分もあそこのシーン好きです。
>自然と、音楽が溶け込んでいるような
>街の風景も含めて
>“幸せ”とか“年齢”とかも考えてしまいました。
歌手の女性も(名前わからないです(^^;)
あのおばちゃんも周りの人もみんな自然体で
音楽を心の底から楽しんでいるなぁというのがわかるエピソードでした。
>「マスターってなんでも詳しいよな〜」って思いながら読んだのを思い出しました。
漫画のことにも触れていただいてありがとうございます!
そうそう、マスターの薀蓄ってすごいですよね。
私はウイスキーは苦手なんですけど、
マスターの話を聞いていると飲みたくなってしまいます。
いかにも街の一員という顔のわんこのイラストも見てみたかったかも(笑)
世界ネコ歩きで観たんですが、あの街の人たちはネコにとっても優しくて、野良の親子をみんなで世話してました。あのわんこもきっとそうだったんでしょうね〜。
>コンサート風景よりも私は道端とかでいきなり歌いだして全然知らないおばちゃんとノリノリでデュエットしちゃうところとか
わたしも同じです。音楽のある生活って素敵です。
今回もご参加ありがとうございました。
>あの街の人たちはネコにとっても優しくて、野良の親子をみんなで世話してました。
>あのわんこもきっとそうだったんでしょうね〜。
きっとそうだと思います。
下町情緒というか、みんなでワイワイ暮らしてそうなイメージです。
>音楽のある生活って素敵です。
きちんとした楽器がなくても、
歌や手拍子・・・なんでも音楽にしてきた民族なんだろうなぁと思います。
すごく素敵ですよね!
イラスト、とっても良いですよ〜!
目の前に今いそうで、一緒に踊り出しそうです、もちろん彼女と私が(とマミイさんとあの方もこの方も・・・・)(笑)
>人に歴史あり・・・・粋なお年寄り、いや、年齢を感じさせない
>彼らのパワーに圧倒されました。
知らない人だったからこそ、かもしれませんね〜?
私も全員知らなかったけど、今は(名前とかは出て来ないけど・笑)あのじいさんはあの楽器で・・・とか浮かびますよね〜☆
>90歳過ぎて「人生には女と花とロマンスが大事さ。」なんて洒落た事、
>なかなか言えませんよね。
これこれ、今の日本では言う人もいると思いますが、
(日野原先生とか?爆)
この作品の出来た前世紀末の頃はまだあんまり居なかったように思いますね〜☆
>歌自体は知らなくても、体が勝手に動いちゃうような
>ラテンのリズムが心地よかったです。
ハイ、多くの人が好きになるリズムだと思います☆
>彼らの日常には音楽があふれているのだなぁ・・・・・と感じられるところが好きでした。
>彼ら自身が心から音楽を楽しみ、愛しているからこそ
>こちらにもそれが伝わるのだと思います。
仰る通りですね〜。
音楽とダンス、で生きている人達だと思います。
>イラスト、とっても良いですよ〜!
>目の前に今いそうで、一緒に踊り出しそうです、
>もちろん彼女と私が(とマミイさんとあの方もこの方も・・・・)(笑)
ありがとうございます!
出てくる人、みんな味があってよかったのですが
この女性(名前がどうしても覚えられません(^^;)が一番楽しそうに見えたので描くことにしました。
>あのじいさんはあの楽器で・・・とか浮かびますよね〜☆
そうなんですよね。顔と楽器が一致します!
名前は知らなくてもいいですよね。(失礼ですけど(^^;)
流れている歌も実はあんまり歌詞には注目せずに
(今思えば、画面はほとんど観てなかったかもしれません(^^;)
曲ばかり聴いていたような気がします。
>これこれ、今の日本では言う人もいると思いますが、
日本人にもこういうセリフが似合う人はいますが、ごく少数ですよね。
テレビの影響なのか、どうしても日本のお年寄りには
こうじゅん的なイメージが(^^;
(最近CMを見なくなりましたが・・・・・。)
>音楽とダンス、で生きている人達だと思います。
まったくもって、その通りですね!
喜怒哀楽の全てを歌とダンスで表現する人達なんでしょうね。