ゴッドファーザー 原題:THE GODFATHER
製作1972年 アメリカ 監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
脚本:フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ
2月はアカデミー賞月間だったので、BSもCSも
過去の受賞作をたくさん放送してました。
これも、超有名な名作ですよね。
(あらすじ)
ドン・ヴィトー・コルレオーネはマフィアのボス。
娘の結婚式の最中にも殺人の依頼を請け負う。
ある日ソロッツォから麻薬販売を持ちかけられるが
ドンは断る。
その後ドンはソロッツォの手の者に銃撃され、
血で血を洗う抗争が始まった。
ヴィトーの三男のマイケルはかたぎであったが
マフィアの世界に身を投じるのであった・・・・・。
コントラストが素晴らしい作品です。
冒頭の華やかなガーデンウェディングと暗い室内での話し合いとか
ラストの教会での厳かな洗礼式と敵を冷淡に殺害するシーンとか・・・。
マフィアものは苦手だったのですが、食わず嫌いでした。
ドンパチそのものよりも人間性が深く描かれた作品です。
マイケルは最初、学生でかわいらしささえ感じるほどだったのに、
マフィアの世界に入り、覚悟を決めたら
大人のオトコの顔つきになっていきます。
2010.8.21追記
ブログ DE ロードショーにお誘いされて再見。
最初っからグッとひきこまれる作品だと思います。
175分見終わってからすぐに監督の音声解説付きで
もう1回見なおそうとしたのですが、さすがに眠くなったので
20分ぐらいでやめちゃいました。
「家族」がキーワードだなぁと改めて思いました。
実の親子じゃなくっても、自分が名づけた子供のためには
何とかしてあげたくなる気持ち、わかります。
特に今回は子供の泣き声、今まさにうちの中でも
周りの状況お構いなしに走り回ったり泣き叫んだりしてる
子供がいるので、そういった所に目がいきました。
マフィアの世界以外はよくある家庭の1ページなんですよね。
移民も大きくくくれば血のつながった家族、
そんな彼らの暮らしの困ったを解決していたのに、
段々と金などの目的に変わっていっちゃったんですよね。
なんだか世知辛い世の中になりましたよね。・・・・・
あと、晩御飯が少なめでお腹が空いていた私には
映画に出てくる料理がウエディングケーキも含めて
おいしそうでした!
クレメンザの作った料理も食べてみたかったです。
アル・パチーノはまだ無名だったんですよね。
コッポラ監督、よくぞ使ってくれました!!
マット・デイモンもコッポラ監督の『レインメーカー』に
出演してから有名になり、自身が脚本を書いた
『グッド・ウィル・ハンティング』を映画化することができたのです。
まさにコッポラさまさまです。
実はまだ、パート3は未見なので、今度BSなどで放送されたら
必ず録画しようと思います。
パート2ももう1回みたいな〜。
【関連する記事】
マミイさん、いつも仲よくして下さって、ありがとう〜!
今月も「ブログ DE ロードショー」 のご案内に参りました。
作品名:『ゴッドファーザー』
(1972年・アメリカ製作作品 監督はフランシス・フォード・コッポラ)です。
今月の、この作品を選んでくださったのは、 「そのスピードで 」 の ケンさんです。
(ケンさんは、この企画に第1回目から参加して下さっています☆)
選んで下さった理由は
・夏なので、半端な映画じゃ食指が動かないから。
・とはいえ、意外と「食わず嫌い」の人もいるかも。
・暴力描写が怖い、古臭い、暗くて難解…などと誤解されてそう。
・女性も含めて多くの人と、陰鬱で壮大な叙事詩を味わいたい。
・・・との事です。
鑑賞日は8月20日(金)〜22日(日)の三日間です。(お忙しくてご都合の悪い場合は後日でも結構ですよ〜!)
是非、皆さんと、一緒の時期に、同じ映画を見て、ワイワイ言い合いたいと思います。
(感想・レビューは強制ではありません)
なお、このDVDは、ほとんど・どのレンタルのお店にも、存在すると思われますので、宜しくお願いします。
>とはいえ、意外と「食わず嫌い」の人もいるかも。
私もみるまでは食わず嫌いしてました!
miriさんがココにコメント書いてくださったから
自分の記事を探す手間が省けました!
ふむふむ、私は3年前にみているのか〜、
今度はどんな感想を持つのかしら。
ぜひともご一緒させてくださ〜い!
アメリカのギリシア移民、イギリスのインド移民、の映画を見た事がありますが、どれもこれも、本当に絆が深く、若い人は逃れようともするのですが、いつしか自分も中心に・・・
まして、ただの移民ではないですものね・・・。
マミイさんには良い映画だったようですネ、私は残念ながら・・・月曜日にアップさせてもらいますネ。
では、記録の記事で皆さんのレビュー等をお楽しみくださいね〜!
以前観たときには「家族」の作品だと思っていたのですが…というか「家族」の作品なのですが、やはり信頼以上に恐怖での結びつきもあり、家族以外には恐ろしいほどの非情さがありましたね。
それにしてもカルロ…いったい何なんだコイツは!!(仕事を回してもらえなかっただけとは思えない)
妹、そして弟思いだったソニーの死に様が忘れられません。
そして…マイケルの変貌振りにはやはり驚かされますね。洗礼式のシーンはやはり印象的でした。
トラックバックさせていただきました。
私が行った大学では○○県人会というのがあって
同じ出身県の人が集まって宴会をしてました。
(残念ながら私の出身県はなかったのですが。)
見知らぬ土地で同郷の人がいるというのは
心強い事だと思います。
miriさんにはあわなかったのですね、この映画。
感想が気になります。月曜が待ち遠しい!
うんうんって画面に向かってうなずきながら
読むのも楽しいですが、
反対の意見を読むのも「そういう見方があったのか!」
と、新たな視点が広がるので興味深いです。
家族は大切にしてもらえますが、
それ以外の人には怖かったでしょうね。
私はハリウッドのプロデューサーのシーンが
一番怖かったです。
「どひゃ〜〜〜!」と叫びそうになりました。
(前にもみているはずなのに・・・。)
カルロはとんでもない男でしたね。
ソニーのシーンは『俺たちに明日はない』を
意識しているらしいので、今度観てみようと思います。
名前もよく分らない子供がチョロチョロしていて、
イタリアの大家族の雰囲気が出ていますね。
マミイさんも、クレメンザの料理に注目されてておかしかったです(笑)。
あれはきっと美味しいですよね。
相当カロリーは高いけれど……。
>マイケルは最初、学生でかわいらしささえ感じるほどだったのに
戦争の英雄といっていたけど、どんな手柄を立てたんでしょう?
二人を始末した後、アポロニアに熱を上げていたように、戦争の辛さを忘れるために恋人との日々を満喫してたようにも見えました。
子供の姿や笑い声などが頻繁に出てきても、将来こんなふうに笑えなくなるかも・・・と思うと暗い気分になりました。一度入ったら後戻りできない世界ですしね。
暖かい家庭と裏稼業のギャップがすごいですよね。
今回は家族や人間的な面がよく見えたように思います。
初見時はマフィアの仕事の怖さに度肝をぬかれてました。
きっとクレメンザは料理上手に違いないです。
味はともかく大量に作ってそうですよね。
なんでもドバドバいれてましたから。(笑)
私は今回家族のあったかさを感じました。
だからこそ、裏の顔、マフィアの仕事の怖さが
倍増しました。
農園でのシーンなんて、ホントにただの
おじいちゃんと孫にしか見えません。
マイケルはかたぎでいてほしかったというのも
本心だと思います。
マイケルは軍服を着てるだけで
あんまり戦争の事は出てきませんでしたね。
辛さを忘れるために恋人と暮らす・・・・・
アポロニアを失った辛さを忘れるために
ケイとよりを戻したのかもしれませんね。
なぜケイとよりを戻したのか疑問だったのですが
そう考えると納得できるかも。
マイケルがきついマフィアの仕事をやるためには
女性の支えが必要なんでしょうね。
女性からしたら、勘弁してって感じですけど。(苦笑)
こちらでは初めましてよろしくお願いします!
移民という観点から考えると、同士討ちみたいな
ものですね。他の国から来たマフィアとの
縄張り争いがないのは不思議なようにも
マミイさんの記事を読ませて貰って感じました。
料理も美味しそうでした!
なんだか、つまみたくなりましたよ。
調度品にもこだわりが見えました。
そして、いかにも食い意地のはったクレメンザが腕をふるう
のがティーブレイク感覚で血生臭さが薄まったようにも。
家族の為には腹をくくる必要があるみたいで。
こちらこそよろしくお願いいたしま〜す!
身内をしっかり庇護するかわりに
裏切り、ヘマに関しては厳しかったですね。
ヴィトーの運転手とか、カルロに対する制裁は
ホントに怖かったです。
(終わった後淡々としてるところが特に・・・。)
他の国の移民とは小競り合いがあったかもしれませんが
五大ファミリーがいる事で入るスキが
なかったのかもしれませんね。
私は逆に料理とか家庭的な一面があるから
血なまぐさいシゴトがより強調されたのかな、と
思いました。
あの人がこんな事するの〜!?って。
調度品は監督はかなりこだわったみたいです。
車もよく見ると木のバンパーになってます。
追伸:何度かトラックバックを試みているのですが
失敗し続けています。
今朝もダメだったので、後日再挑戦してみます。
何度も同じものを送っていたら申し訳ありません。