2013年04月12日

結束は固い?

IRON MASK.jpg
仮面の男 原題:THE MAN IN THE IRON MASK
製作1998年 アメリカ 監督:ランドール・ウォレス
原作:アレクサンドル・デュマ
脚本:ランドール・ウォレス
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、
ジョン・マルコビッチ、ジェラール・ドパルデュー、
ガブリエル・バーン


実は私は密かにジョン・マルコビッチが好きなのですが
しずくの水瓶のしずくさんに本作にマルコビッチが
三銃士のアトス役で出ていると教えてもらったので観ました。

(あらすじ)
かつて三銃士として名をはせたアトス・アラミス・ポルトスは引退し
ダルタニアンが銃士隊をまとめていたが、
国王ルイの圧政により民は飢え苦しんでいた。
アラミス達は地下牢に幽閉されているルイの双子の弟フィリップを助け出し、
ルイとフィリップをいれかえる計画を立てるが・・・・・。


超有名なセリフ「One for All , All for One」が本作にも出てきます。
「結束は固い」と訳されていましたが、
はたして本当にそうだったのでしょうか?

もちろん、三銃士の結束は固かったです。
やっぱり私は三銃士のお話が好きなのです。
この三人が観れてよかったと思いました。
そして後からくわわった分、
ダルタニアンは彼らの仲間には入りきれなかったのかも、と思いました。

とにかく、このダルタニアンは観ていてイラッとしっぱなしでした。
国王に忠誠を誓ったから・・・と圧政を見てみぬフリをしているのですが、
それは国王に対する忠誠でなくて、女王恋しさなのです。
秘めた恋に・・・・だんだん秘めなくなってきてましたけど(^^;
酔っているだけにみえました。

でも、最後のフィリップのセリフ
「仮面の男は・・・・・。」にハッとさせられました。
一人で罪や秘密を背負っている人は強いのではなく
他人を信じられない人間なのかもしれません。
自分の弱いところを他人にさらけだすというのは
本当に勇気のいる事なのです。
孤軍奮闘でがんばり続けるといつか心は折れてしまいます。
時には他人に甘えてもいいのだと思います。
(頼ってばかりでも困りますけどね!(^^;)


アトス役のマルコビッチはとてもよかったです。
キテレツな役どころも好きなのですが、
こういう役もいいですね〜。
あと出番は少なかったけれど、
ジェラール・ドパルデューのポルトスもよかったです。
なぜか全裸で自殺しようとするところは笑ってしまいました。
アトスの息子ラウル役のピーター・サースガードもすぐに退場してしまいますが
好きな俳優さんなので観れてよかったです。

実は観る前は鉄仮面が悪い方なのだと思ってましたが、
どうやら子供のときに見たNHKのアニメ三銃士の影響を受けていたみたいです。



posted by マミイ at 06:47| 大阪 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 西部劇・時代劇・歴史もの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
これもだいぶ前に一度観ていて、ディカプリォの作品と印象に残ってたんですが…三銃士の話だったんですね!?
三銃士とかルイとかダルタニアンとか、もうぜんぶ忘れてました(笑)
しかもダルタニアンが女王に横恋慕ですか〜、どうしてこんなに思い出せないんだろう…。機会があったら再見します。

>NHKのアニメ三銃士の影響を受けていたみたいです。

やっぱり三銃士と言ったらこれですよね♪
Posted by 宵乃 at 2013年04月12日 09:59
名前を出して戴きちょっとこっぱずかしかいけれどありがとうございます!

慌ててマイブログを振り返ってみると、1年ぐらい前に観ていましたが、公開しない記事に設定していました。何故かというと、私的には楽しめたはずなのに、三銃士が好きな方たちの酷評の記事を読んで怖気づいたからなの・・・。それに、幼い頃に読んだ岩窟王とごっちゃにしていたと知ったから。

>一人で罪や秘密を背負っている人は強いのではなく
他人を信じられない人間なのかもしれません。
自分の弱いところを他人にさらけだすというのは
本当に勇気のいる事なのです。

少し違いますが、年を重ねてつくづく実感されました。
人に迷惑をかけないつもりで頑張っていたら、
仲間も友人もできない世界に居るんですよね。
SOSを出さない人には援助を頼めないー。
それを気付くのに時間を要しました・・・。

苦手だったマルコビッチを好きになった作品でした。デビュー当時のデカプリオもファンだったし・・・。(今は小父様になりすぎ)
バス男のイラストを頂けますか?
良かったら、記事をアップする時に使いたいと思っています。
Posted by しずく at 2013年04月12日 11:06
宵乃さん、おはようございます。

>ディカプリォの作品と印象に残ってたんですが…三銃士の話だったんですね!?
私もディカプリオの作品と思って、なんとなく敬遠していました。
(別にディカプリオは嫌いではないんですけど(^^;)

>機会があったら再見します。
普通の三銃士だと思うと、ダルタニアンにイラッとしてしまうかもしれません。
でも、あくまでも三銃士は添え物として観たら
結構いい映画だと思いました。
機会があったらご覧になってみてください。

>やっぱり三銃士と言ったらこれですよね♪
この影響でアラミス様は女以上に美しくないと
(下手するとミレディ以上!?)
許せなくなってしまいました。笑
Posted by マミイ at 2013年04月13日 12:27
しずくさん、おはようございます。
お名前を勝手に出してしまってすみません。

>私的には楽しめたはずなのに、三銃士が好きな方たちの酷評の記事を読んで怖気づいたからなの・・・。
これは私もよくあります。
楽しかったのに他の人との温度差が激しいと
せっかくいい気分だったのにちょっと萎えちゃいます(^^;

>それに、幼い頃に読んだ岩窟王とごっちゃにしていたと知ったから。
実は私は「ああ無情」と「岩窟王」がごっちゃになってました。
映画「コールドマウンテン」のお話は
勝手に漫画「はいからさんが通る」の話の内容に
勝手に勘違いしていた事もあります。

>SOSを出さない人には援助を頼めないー。
そうなんですよね。
私も割と一人で何でもやっちゃう方なのですが
(他人に頼むのが面倒だったりするので)
人間って持ちつ持たれつなのだなぁと思います。

>苦手だったマルコビッチを好きになった作品でした。
すごくよかったです。教えていただいてよかったです。
私も「おとうさんになって!」って思いました。

>デビュー当時のデカプリオもファンだったし・・・。
二役きちんとこなしていましたし、
人の痛みを知るフィリップの目には胸キュンしました。笑

>バス男のイラストを頂けますか?
どうぞどうぞ!
お恥ずかしい、拙い絵ですが、よければ使ってください。
Posted by マミイ at 2013年04月13日 12:58
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