2013年04月03日

『エド・ウッド』後に観ると吉!?

bride.jpg
怪物の花嫁 原題:BRIDE OF THE MONSTER
製作1955年 アメリカ 監督:エドワード・D・ウッド・Jr
脚本:エドワード・D・ウッド・Jr、アレックス・ゴードン
出演:ベラ・ルゴシ、トー・ジョンソン、ロレッタ・キング


これも『エド・ウッド』を観て気になったので
観てみる事にしました。
なんだかんだ言って、私もウッド監督が好きみたいです。

(あらすじ)
沼地で多発する村人の失踪事件。
新聞記者のジャネットは沼の近くの屋敷に住む
博士があやしいとにらみ、調査を開始するが・・・・・。


制作費をとりつける話や怪物の裏話などが『エド・ウッド』に描かれているので
それを知らなければ、どうという事はない映画です。笑
内容うんぬんよりもティム・バートンは見事に再現したなぁと
変な方向に感心してしまいました。

ホント、内容もオチもどうという事はないので『エド・ウッド』だけ観てれば十分かも!?
とはいえ、身を切り裂かれるような故郷のセリフを言うベラ・ルゴシには圧倒されます。
彼の演技だけが他と違うんですよね。
(この場面も『エド・ウッド』に出てきます。マーティン・ランドーが熱演してます。)
本当にルゴシの事を心から尊敬し愛しているエド・ウッドが
ルゴシのために準備したセリフだと思いますし、
ルゴシも十分それを理解して応えていると思います。


制作費を都合する関係でタイトルが「Bride of the Monster」になってはいるけれど
ベラ・ルゴシはBride of the Atomというセリフを言っていたし、ラストのあの雲からしても
監督はあくまでも「Bride of the Atom」を作りたかったんだなぁという思いは伝わりました。
(日本語字幕は「怪物の花嫁」と表記されていたけど。)

あと、『エド・ウッド』を観ていると
ヒロイン役の女性記者と事務員のなんてことない会話シーンが
ものすごい火花を散らしている女の壮絶な闘いシーンに見えます。笑
女って・・・・・・怖っ!!


posted by マミイ at 06:20| 大阪 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | ホラー・パニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は彼の作品の中では一番一般向きな作品だったと思います。この後に「プラン9」を観たら辛くて辛くて…(笑)
「エド・ウッド」とは関係なさそうな「ナイト・オブ・ザ・グールズ」は観ないでいいや(ルゴシいないし、字幕が糞らしいし…)

ホント、彼の作品の良さは、ルゴシとの友情とバートンの敬愛に支えられているんですね〜しみじみ。

>監督はあくまでも「Bride of the Atom」を作りたかったんだなぁという思いは伝わりました。

ですね〜、うっかり原題をmonsterの方だけしか書いてませんでした。書き加えなければ!

イラスト、背景の稲妻と手の集中線が効果的です。ルゴシの存在感が際立ってますね!
Posted by 宵乃 at 2013年04月03日 10:38
宵乃さん、おはようございます。

>実は彼の作品の中では一番一般向きな作品だったと思います。
この作品が一番見所が多かったような気がします。

>この後に「プラン9」を観たら辛くて辛くて…(笑)
ルゴシがいるといないでエドの気合の入りかたが違うような気がしました。
ルゴシは一人だけ演技が違うんですけれど、
逆にそこがいいアクセントになって作品にメリハリが出ていました。
ソックリさんには無理でしたね(^^;

>ホント、彼の作品の良さは、ルゴシとの友情とバートンの敬愛に支えられているんですね〜しみじみ。
この一言に尽きますよね〜。

>イラスト、背景の稲妻と手の集中線が効果的です。ルゴシの存在感が際立ってますね!
ありがとうございます!
『エド・ウッド』でマーティン・ランドーとジョニー・デップが
あの手つきをやっているシーンがあったので
本物が観れた時は余計に感動しました!
手から本当に何か出ているようにみえました。

今回、『エド・ウッド』再見からエド作品を鑑賞するきっかけになったのは
宵乃さんの記事でした。
エドの作品を観たからますます『エド・ウッド』が好きになりました。
いい機会を与えてくださってありがとうございました!!
Posted by マミイ at 2013年04月04日 05:20
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Excerpt: 原題:BRIDE OF THE MONSTER 制作:アメリカ’55 監督:エドワード・D・ウッド・Jr ジャンル:SF放射能で超人を造り出そうとし、祖国から追放されたヴォーノフ博士。復讐を..
Weblog: 忘却エンドロール
Tracked: 2013-04-03 07:15

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